「河よりも長くゆるやかに」 吉田秋生 | MARIA MANIATICA

MARIA MANIATICA

ASI ES LA VIDA.


久々の再読。
この時期の吉田秋生は、漫画読みとして押さえておきたいと思って
購入していただけで、正直あまり好きとは言えない時代でもあります。

「夢見る頃を過ぎても」と同じで、読んでいてたまらなく
恥ずかしくなる作品でもあります。
それは、女性作家とは思えないキワどいセリフや描写が
多数あるということよりも、大上段に構えた、この若者たちの
セリフのやりとりなどが、どこかで見たような、
そして自分もしたことがあるような・・・
そんな既視感があるからじゃないかと思う。

やだやだ、やめて~!!
勘弁してください~!!
・・・って感じ。

少女漫画とはとても思えないし、描き手が女性ということすら
信じ難い作品ですが、それもこれも今の吉田秋生のまた一部。
改めて読み直してもやはり上手いし、彼女のスケールの大きさを
感じずにはいられません。
でも初読当時は、先にも書いたとおり気恥かしさが先立ってしまったように思います。
多分30歳過ぎてから読んだということも、そう感じる理由でしょう。

それでもまた時々読んでは、恥じ入ることになると思います。



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ついに5巻が出たそうな。まだ買っていない~!!

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