偏屈な好事家のお座敷だけど、
ちょっくら上がってもいいんじゃない
ちょっくら上がってもいいんじゃない
落語定席・新宿末廣亭
新宿末廣亭・四月上席・中日
18時入り(18時よりビラ下、弐阡弐百圓)
一般社団法人・落語協会
勢朝『大師の杵』?←自信ない
一之輔『夏泥』(花緑代演)
美智・美登『奇術』(傘・縄・魔法のキャンディ・ポーチ)
馬楽『寄合酒』から深川(踊り)
権太楼『町内の若い衆』
中入り
しん平『健康漫談』
笑組『漫才(走れメロス)』
小袁治『紀州』
小さん『長屋の花見』
和楽社中『太神楽』(傘・鞠・ナイフ)
市馬『らくだ』
蝶花楼、こんなに良かったっけ。
小袁治、こんなに良かったっけ。
トリを取る真打ちばかりが取り上げられるキライのある昨今の落語界、
間に挟まった時に、
ソコソコ上手くソコソコ面白く、
下げ過ぎず上げ過ぎず
で、おアトと交替
って、寄席ならでは。
いやナニ、スーパースターでなければ、実社会でも同じ構図ではあるんでゲスがね。
18時入り(18時よりビラ下、弐阡弐百圓)
一般社団法人・落語協会
勢朝『大師の杵』?←自信ない
一之輔『夏泥』(花緑代演)
美智・美登『奇術』(傘・縄・魔法のキャンディ・ポーチ)
馬楽『寄合酒』から深川(踊り)
権太楼『町内の若い衆』
中入り
しん平『健康漫談』
笑組『漫才(走れメロス)』
小袁治『紀州』
小さん『長屋の花見』
和楽社中『太神楽』(傘・鞠・ナイフ)
市馬『らくだ』
蝶花楼、こんなに良かったっけ。
小袁治、こんなに良かったっけ。
トリを取る真打ちばかりが取り上げられるキライのある昨今の落語界、
間に挟まった時に、
ソコソコ上手くソコソコ面白く、
下げ過ぎず上げ過ぎず
で、おアトと交替
って、寄席ならでは。
いやナニ、スーパースターでなければ、実社会でも同じ構図ではあるんでゲスがね。
肉のチカラ
曳舟『中華・とんかつ あづま』
ポークソテー定食
ド・マイナーな乗換駅。
東武と京成に『曳舟』を名乗る駅はあるが、2社の駅間はチト歩く。そのゴチャゴチャゴチャだった駅間を、半蔵門線乗り入れと京成の高架化を睨んで墨田区とURで再開発した。スカイツリー効果もあってか、タワーマンションはかなりの人気で早々に満室になった。曳舟だぞ?勘違いすんなや、と思ってた。
再開発のメインにはイトーヨーカ堂が入った。中には最近の流行りでフードコートもあったりする。
が、今日の店は地権者。
曳舟川通りに面する、アタシの大嫌いな『三丁目の夕陽』そのものの木造モルタルで商売してた店。日光からの帰り、今みたいにダイヤが綺麗でなく浅草までスペーシア乗り通した時に何度か入ったことがある。
『中華屋がトンカツを出す』のが当たり前、って、地域性なんだろうか。墨東・城北じゃ当たり前だと思ってたが、そもそもそんな『街場の中華屋』はかなり数を減らしてる。ただ此処は、『カツ丼が出るからカツ揚げてます』という店ではない。むしろ『洋食屋がラーメンも出してます』という感じだった、昔から。
で、この店目当てで、3年ぶりくらいに降り立った。
『カニチャーハン・1000円』にも目移りしたが、ポークソテー定食の文字を見たら頼まないワケにはいかない。
『ポークソテー』
ショウガ焼き定食、ではない、得も言われぬ高揚感が、自分にはある。肉の味にある程度の自信が無ければ出せない、という確固たる信念に因る。
肩ロース 180g見当か。ソースがかかった状態で来た。
真ん中のソースのたっぷり掛かったトコロから一口。
『あれっ?こんなに旨かったっけ…』
厚さ1.5cmの肉質も脂身も十分だが、デミグラスソースの完成度だ。
東京下町の食堂には嘗てカレーライスと同列で『ハヤシライス』が存在し、其れはたいめいけんや煉瓦亭とは明らかに違う、ウスターソースとケチャップを同率で混ぜうどん粉で更にとろみを付けたモノだった。土曜日半ドンで帰ってきたら、月に一度はコレが昼飯だった。普段の食事は母親だったが土曜日は婆様が作るのがお決まりだった。今でも再現は出来る。
が、今日のソースは間違いなく『デミグラスソース』だった。深い、そして『ちゃんと焦げてる』
缶詰めやらレトルトで売られている『デミグラス』と称するモノは、クリームが入りすぎている。
小麦粉を炒めて作るルゥは作るのにとてつもなく時間がかかる。コーンスターチを混ぜてクリームを多くすれば『コク』は出る。コーンスターチ自体粘りも強い。
全ての嗜好をガキに合わせる昨今の外食チェーンから消える味覚は『酸っぱさ』と『苦さ』。生命としてこの2つは食ったら腹をこわすから避ける、って本能だから仕方ない。が食べた後『ポッと感じる』この味覚はタマラナイ。
このソースを味わうと、もう一つ気にかかったメニューを食いたくなった。
『ハンバーグ定食』
出来るだけ安い、ただ冷凍ではない合い挽き肉を丁寧に2度挽きして、肉汁溢れる状態でこのソースを合わせたらどうなるのだろう?書いてて唾が出てくる。
地味だがマカロニサラダも手造り、リンゴが入っているのがなんともいえない。大手流通なら好き嫌いの激しい具材は入れない。アタシには好ましい。
くったくたに煮込まれた豚汁。豚の強烈な出汁がなんとも下町風味だが、七味を後から入れればコレがベストになる。
そして漬け物。大根の皮の浅漬けの千六本、これがゆず風味なので一気に口の中がリセットされる。これだけで飯が食える。そして手前に昆布の佃煮。
全ての構成が、店は綺麗になったが70年代からは動いてないのだろう。
『はい、1200円ねぇ』
メニューに記載されていた価格は1300円。
店側も覚えてないほど、このメニューが出ていなかったことが容易に想像出来る。
でも、旨いモノは旨い。
帰りに改めてショーケースを覗いたら、ハンバーグ定食900円にはエビフライ1本がデフォルトでついてくるようだ。
さて、次はいつ来れるだろうか。