昔ね、癒しの場に関わっていたときのこと。

わたしが昔作っていたフリーペーパー(なつかしいな)のご縁で
知り合ったお友達がいたの。東京に住んでいたころでね、同じ市に
住んでいたし、年齢も近かったから、時々会うようになったの。

その子は両親から虐待だったかな、を受けて心に傷をいっぱい
持ってる子でね、心も身体も不調でいっぱいだった。

リフレやアロマを覚えたてだったわたしは時々彼女のところに行って
トリートメントをしたりしてた。お仕事にしていなかったので、
もちろん無料でね。
働きにもいけないから、お金ないから、なかなか高い金額を出せない
って言ってて、生活保護うけてたのかな。お友達とルームシェアして
大きな一軒家に住んでいたよ。

なんとかしたいっていうから、わたしもその癒しの場に連れて行ったり
いろいろアプローチしてみた。

ある時に、祈りの場に連れて行った時に、いつもはみんな仲間の人は
すごく気さくに声をかけてくれたり、優しくしたりして接してくれるのに、
彼女を連れていって、途中でなんだか具合が悪くなって、調子悪そう
にしはじめたのに、誰も何もしてくれなくて、わたしだけがオロオロして
彼女に付き添ってた。

彼女といろんなところに行ったけど、彼女はいろんな事に対して、
自分の意にそわないとそれを攻撃して、わたしには合わない、向かない
ってぷいっと背を向けた。

なんとかしたいってすがるようにしてるわりには、自分のやり方を
かたくなに変えなかった。

そんな中で翻弄されてクタクタになったわたし。

誰も優しくしてくれなかった時、帰ってから先生に電話をかけたの。
辛かったって。正直に。(手紙だったかな)

そしたらねこんな言葉がかえってきたの。


彼女は具合悪いそぶりをして(本当に具合悪くなるんだろうけど)
その場を自分の波動に落とそうとしていたのだけど、祈りの場に
来ていた人も、その場所も、簡単に、波動は落ちないからって。

その時は、ああそうかって思ったのだけど、何年もたって、
今とってもそれがよくわかるよ。

彼女は、自分を変えたいなんて思ってないって言われてね。

わたしは彼女の気持ちに寄り添っているようで、ただ翻弄されて
いただけなんだ。自分がしっかりしていないから、彼女の負の
波動に自分が巻き込まれて、落ちない人たちを責めてた。
彼女の気持ち分からないの?って。

その後、彼女はやっぱりこなくなって、変わらず辛いままで、
助けることも何もできないままで疎遠になっていった。

彼女は自分がこうなったのは全部両親のせいで、何かよさそうな
ものがあったら飛びつくけど、結局なにも変えないの。
常に自分のせい、誰かのせい、って言ってた。

何か目に見えない悪い力のせいにすることもできるかもしれない。
それに引きずられて、自分ではどうすることもできないのかも。
でもね、
自分がどうなりたいのかってしっかりと強く思ったら、
自分の人生が、自分の手で作っていけることが今ならわかる。

当時、私の中にもよく似た部分があって、彼女と引き合ったの
だと今はとってもよくわかる。
本人がその気がないのに、周りが躍起になってなんとかしよう
って手を差し伸べても、一生懸命やっても、どうすることもでき
ないんだってことも。

なんとかして彼女を心から笑顔にしてあげたいって思った
自分の気持ちは、とっても大切にしたいって思う。優しいよね。
思いやりがあって、素敵だったと思う。それは認めてあげたいんだ。

わたしは人の気を受けやすいみたいで、その人の気持ちを
すぐに感じてしまうから、揺らがない為には強さが必要だったね。

でも、この経験も、その他にもいっぱいいっぱいの経験があって、
私自身も大切なことに気づいて、強さをひとつずつ積み重ねてきたよ。

生きていたらいろんなことあるよね。
辛くて苦しくて、もがいて、
泣いて怒って、ひとりぼっちだって思ったり、どうしようもない
って思ったり。

わたしもいっぱい泣いた。どうしてなの?何がいけなの?って。
辛かったし、苦しい事もいっぱいあったよ。

未だに癒しのお仕事をしているのは、やっぱりそんな時を乗り越えて、
またお日様の光があったかいことや、木々や見えない存在が支えて
くれて、だいじょうぶなんだってことを思い出してもらいたい、
また笑顔で自分の人生を自分の手で作っていきたいって、元気になって
また歩いていってもらいたいって思ってるからかも。

今、時代が苦しくって、これからもいろんなことが起こってきて、
今までのやり方がごろっと変わる転換期にいるみたい。

人々が今まで信じ込んで、思い込んできたことも、まったく
変わっていくかもしれない。

人の想いもね、日々を楽しく過ごす人たちと、文句を言い続けて生きる
人たちって、くっきりわかれていくみたい。

わたしはどうしたい?って聞かれたら、楽しい方がいいって
胸をはって選ぶよ。
楽しく生きる為には、どうしたらいい?どうすることができる?って
常に自分に向かって問いかけながらいきてる。
日々選択して生きて行くよ、これからも。

わたしはどうしたい?どうだったら自分の魂が喜ぶ??
その為には何ができる?

傷ついた経験は人を臆病にさせるね。わたしもまだいっぱい傷
もってて、痛みはもうないはずなのに、どこかで覚えてて、
怖がってるとこあるの。

でも、ひとつずつ、少しずつ、こうなりたいって思う自分を作れて
きてるよ。ほんとにのろのろだけど。
そんな気づきをブログやミクシィで書いたりしてるよ。

読んでくださるみなさん、仲良くしてくれる
お友達、そして家族、縁ある人たち、みんなみんな。

一緒に生きてくれてありがとう。

うれしいな、ありがたいなって思います(^^)