女神様が妖怪村にやってきてからというもの、
ずうっとお祭り騒ぎが続いています。
本当は、満月の夜に、
踊ったり歌ったりしていたのに、もうずうっと、いつからそうなったのか誰も知らないくらい、ずうっと前から、満月の夜になると、
踊り明かしていたのに。
女神様が来てからというもの、満月の夜が続いているのです。
なんでこんなに楽しいんだろう、
なんでこんない幸せな気持ちになるんだろう。
満月夢之介です。
一年ぶりに妖怪村に帰ってきました。
何をしていたのか?
浮世の務めを果たしていましてね。
八十も半ばになって、今風に言えば『モテ期』がやってきまして、
取材に、講演会に、本も数冊書店に並んでいます。
働いて、働いて、こうしてやっと帰ってきたわけです。
妖怪村の時間は、それはゆったりしたもので
1年くらいでは何も変わりゃあしないと思っていたのですが。
ところが、とんでもないことが!
妖怪村に、女神降臨
何があったの?妖怪村になぜ女神が?
「コンタクトをとってきたのは、女神様からなんだ」
「そうだそうだ、女神様が来たいって言ってさ」
とにかく歓迎をしなくてはってことで、
大騒ぎです。
私が帰ってきたことなど、
「あれまあ、いつ帰ってきなすった」てな感じですが、
私も女神様に会えることになり、興奮しています。
妖怪と出会った人はどのくらいいるんだろう?
満月夢之介氏は
「ほぼ毎日あっているね、私の家の庭には妖怪村の入り口があるからね、わっはっは」
私はまだ会ったことがない。
怖がりだし、「妖怪に出会ったらどんなに恐ろしいか」と思っているから、傍にいたとしても見ないことにしているのかもしれない。
満月氏はいつも言っている。
「見ようと思わなければ、目をあいていても見えないんだ。
そこに妖怪がいたって、『存在するわけがない』と否定してしまえば見えないんだよ」
私の場合は、怖いから見ないようにしているのかもしれない。
でも怖いけれど、見えてしまう人もいる。
満月氏のところには「妖怪が出るんで怖いんです。どうしたら、やさしい気持ちで接することができますか」といった相談がよく寄せられる。
そこで満月氏が描いたのが、このお守り。
「妖怪村に行って、このお守りを持っている人間には悪さをしないでと約束してきた。わっはっは」
妖怪たちと友達になれるお守りらしい。
おはようございます。
「妖怪村だより」2号ができました。
アシスタント:やっと出来上がって、苦労したかいがありますね。
満月先生:僕は頑張ったけれど、君は何もしていない!
アシスタント:はやく、はやくって、全力で励ましたじゃあないですか。
満月先生:しかし、何もしていない。
アシスタント:描くのは先生、せっつくのは私の役目です。
というわけで、完成しました。
今回は、子ども河童のガタローの大冒険の特集です。
福島県のかっぱ村も震災の被害を受けて壊滅してしまいました。
小さなガタローも父河童と離れ離れになってしまい、父親探しの旅に出たのです。その冒険談を、満月先生が聞き描き起こしたのです。
もちろん、妖怪村の様子も紹介しています。
妖怪村名物の念仏踊りは、圧巻ですよ。
では、満月先生から、ご挨拶です。
予定では昨年の秋に、第2号を刊行する予定でしたが、
多忙をきわめてのびのびになり、申し訳ありません。
『妖怪村だより』は私のライフワークであり、
これからも万難を排して刊行していく予定です。
最近よく妖怪たちと出会う回数も増え、私を応援してくれて
いるのかもしれません。
妖怪の皆さん、ありがとう。
お願いがあります。
かっぱのガタローは、よく旅に出ます。
皆さんもガタローに出会うことがあると思います。
その時は、声をかけてやってください。
とっても、よろこびます。 満月夢之介
こんにちは。
満月先生のアシスタントです。
もう2月の半ばになってしまいました。
「『妖怪村だより』はまだですかぁ~~」という声をたくさんいただいています。
2月の初めには、発行しますとお約束した手前、私も心配になって、ちょっと様子を見に行ってきました。
なにしろ満月先生のことだから、妖怪たちと飲んだり食べたり踊ったりしているってことはありえますから。
先生がペンを置いて妖怪たちとどんちゃん騒ぎをしていたら、今回の主人公のガタローも、旅の途中のままになってしまいます。
アシスタント「先生、さぼっていちゃあ困ります!」
満月先生「何をいうか。寝ずに描きまくって、もう印刷所に入っている。ワッハッハ」
よかったよかった。
もうしばらくお待ちください。
これでガタローは、仲よしの座敷わらしに見送られて、父河童を捜す旅を続けられたようです。
次回こそは、『妖怪村だよりVOL2』のお話をさせていただきます。
ガタローの近況!!
そして「妖怪村だより」Vol2刊行のお知らせ
「妖怪村だより」Vol2の主人公は河童のガタローです。
福島県のある村の美しい川で暮らしていた河童の
ガタロー。
人間と河童は共存しながら穏やかにくらしていたの
ですが、大地震に見舞われ、ガタローも父河童と
離れ離れになってしまいました。
まだ幼く、泣き虫の小さなガタローは、お父さんを
探すことにしたのです。
というわけで、ガタローの冒険が始まります。
そこで、ガタローの旅の様子を
ちょっとだけお見せいたしましょう
泣き虫河童のガタローは、お父さん河童を捜して
まだ旅の途中。泣きながら、上野の不忍池を目指
して歩き続けます。
「父ちゃん、はやく会いたいよ」
今頃は千葉のあたりでしょうか。
でも、でも、でもでも…。
とうとう死神までやってきました。
「すまないな、ガタロー。これがお前の運命であり、
私の仕事なんだ」
死神は叫びながら、首狩りガマを振りかざし、
ガタローに迫り寄ってきます。
はやく逃げろ。
でも逃げなかったガタロー。
なぜ逃げないんだガタローーー
(続きは「妖怪村だより」2号で。2月の初めには刊行予定です)
昭和の町のような落ち着きのある町並みが続き
表通りには、赤いランタンが並んでいました。
昭和のメロディーが蓄音機の回る音と共にどこから
ともなく聴こえてくる。
いろんな妖怪たちが行き交っていますが、
恐ろしい顔立ちをした面々ばかり。
しかし、なぜか和んでくるのです。
何人かと親しくなり、ビールもご馳走になりました。
とっても人なつっこい方々なのです。
ラーメン屋もお好み焼き屋もあり、そして目立ったの
は豆腐屋さんが多いこと。
妖怪たちは、なぜか豆腐が大好きなのです。
『妖怪レストラン』もあり、次に来るチャンスが
あったら妖怪料理や妖怪豆腐を食べてみようと
思いました。
妖怪村の入り口は、坂道の途中とか、松や桜の古木
の下とか、いろいろですが、ほとんどの人の目には
入らないようです。
常識が邪魔をしているのです。
見えたとしても、自分で否定をしてしまう。
「そんなことがあるわけがない」「見えるわけがない」…
そうするとせっかく妖怪たちと出会えるチャンスも
消滅してしまいます。
もっと素直になって、活動モードの自律神経系では
なく、リラックスモードの副交感神経系が出ていて、
一瞬だけでも子供のころに帰ったナイーブ・マインド
になった瞬間、妖怪村の入り口が、チカチカと
見えてくる筈です。
誰でも入村できます。
村の妖怪たちは、みんな喜んで迎えてくれます。
私も大歓迎を受けましたよ。
ちょっとご無沙汰いたしました。
「妖怪村だより」2号に取りかかっています。1号を見てくださった皆さんに、そして1号は手に入らなかった皆さんに「秋には2号をだします」と約束したので、守らなければなりません。
妖怪たちからも「早く出して」とせっつかれています。
とくに神出鬼没、好奇心旺盛な一つ目、三つ目、四つ目たちは、私の仕事部屋にまでどこまで進んだかを見に来ては、書きかけの絵を見ては、キャハハ、ゲタゲタ、アハハと笑ってる。
さらに口ばっかりの助手は、「まだですかあ~」と手伝いもしない。
そんなわけで、2号を期待してくださっている皆さん、もうしばらくお待ちください。
2号には河童のガタローの冒険談も描きました。
私が生まれ育った福島県のある村には、河童が住んでいる川があり、ガタロ-という子どもの河童がいたんです。
やさしく美しい川で、村人たちと河童は共存しながら穏やかに暮らしていたのですが、人間も河童も経験したことのない大地震に襲われ、ガタローもその地震に巻き込まれてしまいます。
被災したのは人間だけではなく、その土地に根付き生きてきたものたち全ての運命を変えてしまったのです。
河童のガタローはどうなったのか、この続きは2号でどうぞ!!
では私はそろそろ、仕事にもどりましょう。
三人組が押しかけて来て「第二巻はまだですかあ~」とせっつくんですよ。
はいはい、やっていますから、もうちょっと待ってくださいよ。
「妖怪村だより②」には河童のガタローが登場します。
弱虫で泣き虫の子河童のガタローが大冒険をします。