仕事終わり
灯りもない真っ暗な道を車で駆ける。
車で流れる音楽に合わせて熱唱していると、急に音楽が止まる。
なにがおこった?ちょうど今からサビだったというのに。盛り上がってきたテンションをどうしてくれるのだ。
ふと携帯の画面に目をやると懐かしい友からの電話。
熱唱に水を差されたことなどとうに忘れ、盛り上がっていたテンション以上に元気になった。
「久しぶり!!どうした??」
普段ださないような大きさの声をだしたものだから声帯もびっくりしてひっくり返ってしまった。
「いや、お前がどうした笑」という声を皮切りに、夜は更けていく。
夜空は輝く星であふれていた。