

「BUYUDEN」は、大人気野球漫画「MAJOR」の作者が描くボクシング漫画。
ストーリーとしては、小学生の時に転校生のボクシング少女・要萌花と出会い、萌花の気を引く為に、ボクシングを始めた主人公、武勇がボクサーとして成長していく物語。
萌花は、試合中片目を負傷し二度とボクシング、は出来なくなるが、勇はチャンピオンになるからと誓う。
中学進学で、ボクシングからすっかり遠のき太ってしまった萌花だったが、勇は着々とボクサーとなる準備を進めていた。
そんな中、殴られ屋のバイトをしているボクサーの同い年の剣と出会う。
その中で、剣と同じ高校に通いたいと切望するも、父親のリストラにより、別の高校への進学を余儀なくされる。
だが、進学した高校にはボクシング部がない。
同じ高校に入った萌花の「ボクシング部設立」という提案を受け、何とか不良グループや、幼馴染を部員として集め、部として形作られていく。
そんな中、顧問の先生の発案により、ボクシング部の合同合宿に行くこととなるが。。
この作品は、「友情」、「ライバル」、「お色気」の少年の心を掴む3要素を見事なコントラストで描いている漫画だ。
少年漫画の教科書の様な作品だと思う。
この様な漫画は、ただれた大人になった今でも、DNAに刷り込まれているせいか、気持ちよく没頭出来る。
絵の灰汁の無い上手さも大きな要因なんだろう。
ボクシング×青春となると、思い浮かぶのはいくつかあるが、この漫画と1番近いのは、柴山薫の「ライバル」ではないだろうか(ライバルの方がお色気シーンが多いが。。)。
この漫画でもそういうシーンがない訳でもなく、サービスショットも結構含まれてくる。

(「BUYUDEN」 第100話より引用)
この要素を強く押し出しすぎないのも、大事なのだと思う。
来週も楽しみです。
合掌