漫画放浪記

漫画放浪記

あっちにふらふら、こっちにふらふら。
気になる漫画について、書いていきます。

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イブニングで連載中の「もやしもん」の作者、石川雅之が風疹対策について漫画で呼びかけを行っている。

治療薬が今のところない為、妊娠中の夫婦以外は受けた方が良いみたい。
(参照元:http://mmmasayuki.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/post-3005.html

転載は自由で、拡散を行って欲しいとのこと。
素晴らしい取り組みだと思う。掲載させて頂きます!

漫画放浪記
30歳前後の人達は、風疹の予防接種を受けていない事が多いと聞いたことがある。
記憶にない人は、受けた方が無難。


カタリベ (ヤングキングコミックス)  石川雅之
この漫画がこの作者の中で一番面白いと思う

ストーリーについては、特筆すべきことは、この漫画についてはあまりないので、今回は割愛をする。
この漫画の面白さはそこではないのだ。

しかし、この漫画も最終回か。11年も連載していたそうだ。

この漫画は、状況毎にタイトルが変わる。
高校アフロ田中の時から読んではいたが、タイトルを年代順に書くと下記のようになるらしい。
『高校アフロ田中』→『中退アフロ田中』→『上京アフロ田中』→『さすらいアフロ田中』

高校アフロ田中が始まった頃は、私も高校生だった。
稲中のパクリが始まったなー、と友達と話していた事を思い出す。

途中では少し格闘物に移ろうような迷走っぷりもあった。

だが、連載が続いていく中で持ち味がどんどん磨かれ、心理描写を物凄く上手く描くようになった。
それも、全ての男の普遍的な部分、最大公約数の部分を描いてくるのだ。

普段思っていてもすぐに忘れてしまうような葛藤、日常のもやもやをすくって描かせたらこの漫画に匹敵する漫画はないんじゃなかろうか?
男性が日本で一番、リラックスして読める漫画だと思う。

また、アフロ田中シリーズは、10巻区切りで変わっていくようだ。

全10巻(第1作)
全10巻(第2作)
全10巻(第3作)
既刊9巻(第4作、2013年5月現在)

もしかしたら、次回シリーズもあるのか?
そうすると次は、カタールアフロ田中か?

ただ気になっているのが、昔、未来の田中を描いたスピンオフ作品で、妻とセックスレスのサラリーマンをしていたことだ。
もしかしたら、サラリーマン田中になって登場するかも知れない。

別の新作を描くにせよ、とても楽しみだ。

合掌



さすらいアフロ田中 コミック 1-9巻セット (ビッグコミックス)
10巻は6月末に発売とのこと

「BUYUDEN」は、大人気野球漫画「MAJOR」の作者が描くボクシング漫画。
ストーリーとしては、小学生の時に転校生のボクシング少女・要萌花と出会い、萌花の気を引く為に、ボクシングを始めた主人公、武勇がボクサーとして成長していく物語。
萌花は、試合中片目を負傷し二度とボクシング、は出来なくなるが、勇はチャンピオンになるからと誓う。

中学進学で、ボクシングからすっかり遠のき太ってしまった萌花だったが、勇は着々とボクサーとなる準備を進めていた。
そんな中、殴られ屋のバイトをしているボクサーの同い年の剣と出会う。
その中で、剣と同じ高校に通いたいと切望するも、父親のリストラにより、別の高校への進学を余儀なくされる。

だが、進学した高校にはボクシング部がない。
同じ高校に入った萌花の「ボクシング部設立」という提案を受け、何とか不良グループや、幼馴染を部員として集め、部として形作られていく。

そんな中、顧問の先生の発案により、ボクシング部の合同合宿に行くこととなるが。。

この作品は、「友情」、「ライバル」、「お色気」の少年の心を掴む3要素を見事なコントラストで描いている漫画だ。
少年漫画の教科書の様な作品だと思う。

この様な漫画は、ただれた大人になった今でも、DNAに刷り込まれているせいか、気持ちよく没頭出来る。
絵の灰汁の無い上手さも大きな要因なんだろう。

ボクシング×青春となると、思い浮かぶのはいくつかあるが、この漫画と1番近いのは、柴山薫の「ライバル」ではないだろうか(ライバルの方がお色気シーンが多いが。。)。

この漫画でもそういうシーンがない訳でもなく、サービスショットも結構含まれてくる。
漫画放浪記
(「BUYUDEN」 第100話より引用)

この要素を強く押し出しすぎないのも、大事なのだと思う。

来週も楽しみです。

合掌