「 あの恐ろしいトラだって、
おなかがいっぱいのときは、
ねそべって虫一ぴき殺さないわ。
どんなおいしそうな獲物が近付いても、
知らない顔をしてるのよ。
それは無意味な殺し合いはしないおきてだからだよ。
そのおきてをやぶっているのは、人間だけ!
だから人間は恐ろしいの・・・」
母オオカミは語る。
人間こそがいちばん恐ろしい生き物だってことを。
あの獰猛なトラよりも恐ろしい動物だってことを。
なぜなら、人間は無意味に動物を殺している。
自分の食べ物とするわけでもない
「食わぬ殺生」を平気でする動物だから。
人間の欲望には際限が無い。
ファッションのために、
毛皮を取るために、
種が絶滅するまで動物を狩り尽くす。
改めて考えてみると、
動物を殺すということがどれだけ罪深いことか
考えないわけにはいかない。
レジャーとして、ハンティングとして
動物たちを殺すことは、ほどほどにすべきなのだろう。
ただ魚釣りは、
まだレジャーとしてもいいみたいなんだけどね。