アシスタントの種類?

厳密に決まっているわけではないと思うんですが、体感的に。


☆専属・・・その仕事場だけの専属アシスタント。他の漫画の仕事場には行かない。アルバイト等もせずに、専属先の漫画家さんの仕事が発生したらフルで参加。
その仕事場の報酬だけでアシスタントの生計が立たないとなので、専属アシスタントを抱えている漫画家さんはそれだけ稼ぎが必要。たくさん連載を持たれている方や、週刊誌の漫画家さんが多く、専属は持たない漫画家さんが多い。

☆優先・・・優先契約をして報酬に反映されているいる場合もあるが、大概は暗黙の了解の場合と、漫画家さんとの仲でそうしている場合が多い。
その仕事場の仕事が発生したら他の仕事場より優先的に入る。他の仕事場と日程がぶつかった時は他を断り、旅行・帰省なども仕事場の都合と調整してから決める。
チーフアシさんはここ。

☆レギュラー・・・その漫画家さんの仕事が発生したら、基本的にいつも参加する。
連載の場合、だいたい締め切りが決まっているので、上旬締め切りの漫画家さんと下旬締め切りの漫画家さんというように、ぶつからないように調整するけど、前の仕事が伸びたりして、次の仕事場は2日目から参加、3日目から参加、となることもある。

☆レギュラーと臨時の間
漫画家さんによっては、多めの人数のアシスタントさんに声をかけれるようにしておいて、仕事が発生したらその中から何人かに連絡する。
断られても他の人に頼むので、漫画家さんも安心でアシスタントも断りやすい。
臨時で来たときに、人手が必要になったらまた声かけてもいいですか?と言われて枠に入る。
既に一緒に仕事をしているので、仕事っぷりや人柄も想像がつくので、お互い安心。

☆臨時・・・忙しくて人手が足りない!レギュラーの人が倒れた!新しい人を探したいけど、いきなりレギュラーは相性が心配!余裕がなくて教えていられないから即戦力の人がほしい!
そんな漫画家さんのニーズで募集される臨時のアシスタント枠。
基本的に、即戦力。いきなり修羅場に手伝いに行くことがほとんど。

☆漫画家志望の方育てます
この枠に入ったことがないのでわからないのですが、年齢制限アリで、本気で漫画家になりたい人を募集している仕事場があります。
アシスタント経験がなくても自分の原稿を描き上げたことがある人、という条件が付いていることも多いです。
専属だと思います。


背景さんは、上手い人ほど専属や優先で抱えられていることが多く、仕上げよりお給料がよくて年齢制限もないです。
たまーーに、専属の漫画家さんが連載終了して充電期間中になったので、その間半年だけ臨時やってますなんて凄腕背景アシさんがいたりして、漫画家さんが大喜びしてます。