りぼんカラーシリーズ38「ヒヤシンスの花嫁」竹本みつる:作をmanga-bookshelf Cocoon版に収録しました。

 

Cocoon版はスマートフォン用レイアウトにも対応してます

ブックレット方式で読みやすくなっています​​​​​​

 

 

 

ここからは2019年11月15日紹介のレイアウトです

 

ヒヤシンスの花嫁 りぼんカラーシリーズ38はシリーズ1 「ふたりの花物語」 以降、全9作をシリーズに発表した竹本みつる作品である。娘を亡くした画家、矢沢が孤児の恵子を引き取るも、パリの大劇場の壁画を描く仕事中の事故で視力に障害が・・・。「りぼんの付録全部カタログ」 集英社刊のインタビュー記事と 「ヒヤシンスの花嫁」 のダイジェストです。

カラーシリーズ・インタビュー 記念すべき、カラーシリーズ第1巻目の作者、そして、シリーズ最多の9作をお描きになった竹本みつる先生のお話です。

手塚先生の「新宝島」が、まんがを描くきっかけでした。昭和22年に出た本ですから、読んだのは中学校へあがるころだったと思います。東映映画などをみては、見よう見まねで映画をまんがにしたのを手はじめに、高校生になると北陸本線で1時間くらいの金沢までよっちゅう行っては「北國新聞」の「少年プレス」という少年版のページに、さし絵や子どもまんがを描かせてもらいました。

自分のまんがを描いてみようと思ったのは、高校を卒業してすぐです。ずっと描いたり消したりしている「少女と宝石」という少女まんががあって、それを抱えて上京し、ある出版社をたずねると、編集者のOさんが松本零士さん(まだ晟といっていましたが)を紹介してくれました。

松本さんはわたしの大恩人です。わたしをトキワ荘に連れていき手塚先生に紹介してくれて、「少女と宝石」を見ていただくことができました。手塚先生は決してほめません。わたしにとって最後まで厳しい”まんがの神様”でしたね。2作目を描いてOさんに見てもらうと、若木書房という貸本マンガの出版社を紹介してくれて、1冊分128ページか短編32ページを毎月描くようになりました。

そこで描いたうちのひとつがカラーシリーズ第1巻になった「ふたりの花物語」です。自信作でした。もう50年以上前のことですからどうして「りぼん」を訪ねたかはっきり覚えていないのですが、編集部でUさんというこわもての編集長が読んでくれて、「良かった。うちでなんとか日の目を見られるようやってみるよ」と言ってくれました。それからカラーシリーズがはじまって、全部で9作描いています。

 

        

 

読者からのお手紙はうれしかった。仕事が遅くて、1ヶ月で32ページ描くのがやっとだったわたしが128ページ描くのは大変でしたが、そのうれしさは今でも忘れられません。

引用:「りぼんの付録全部カタログ」集英社刊

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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