少年ブック 手塚治虫作品 「ビック X」 掲載中の少年ブックである。この号、「ビック X」 は別冊付録のみの掲載であるが、B6版116頁の分厚い別冊である。当時、B6版別冊付録の頁数はそのほとんどが26頁から66頁程度であったのに対して、116頁で、それが手塚治虫作品であったのは、『少年ブック』の読者獲得にもつながった。

 

 

 

次号のふろく予告 第1付録は人気連載漫画 「ビック X」 で、次号も112頁の分厚い別冊である。組立ふろくが無く、予告ページが少し寂しい。

 

ON砲でホームラン新記録にもうぜんと挑戦 ‼︎130本! 航空冒険小説 七0式戦闘機 

少年雑誌で少年たちから圧倒的な支持を得た小松崎茂が挿絵を描いた連載小説小松崎茂 (1915年2月14日 - 2001年12月7日)は東京出身の画家・イラストレーターである。空想科学イラスト・戦記物・プラモデルの箱絵などで幅広く活躍した。Wikipedia

 

大平原児 作:川崎のぼる 8頁と別冊付録 

本誌しか見られない川崎先生の傑作まんがだ ‼︎『少年ブック』 には2作の川崎のぼる作品が掲載された期間がある。この号は 『大平原児』 と 『忍び忍者はやて』 の連載で、双方の作品が本誌掲載か本誌掲載+別冊で描かれた。

 

大助100段 作:貝塚ひろし 7頁と別冊付録

5載の時に両親と死にわかれた大助は、天神流の村田先生に育てられた。師を倒した鬼頭四郎に打ち勝つべく、大助は狩野次吾郎の日本伝巧道館で教えをうけることに・・・

 

テレビ小僧 新連載 作:石森章太郎 22頁と別冊付録

前号で終了した 「ゼロゼロ指令 忍者ナガレボシ」 SF作品につづく作品。多様なジャンルの作品を発表し続けた石森章太郎のユーモア漫画である。

 

 世界地図をかえる海面下の戦い 特ダネ図解2色折込みと9頁

 

けいれい!新兵くん 作:山根赤鬼・山根青鬼合作 16頁

 

隼 日本傑作戦闘機シリーズ第3回 作:望月三起也 折込み扉絵と21頁

読切連載全8回 ①飛燕 ②ゼロ戦 ③隼 ④屠竜 ⑤紫電改 ⑥雷電 ⑦月光 ⑧紫電 である。『少年ブック』 での望月三起也作品は読者支持が高く、本作終了後も 「敵中突破」、「ケネディ騎士団」 と続き、「ケネディ騎士団」 は本誌が 『少年ジャンプ』に統合されるまで続いた。

 

剣豪打者 読切 作:江南譲二 16頁

とつぜんあらわれたふしぎな男は剣道で野球をやりだした。つうかいな野球漫画をよもう!

 

忍び狼はやて 作:川崎のぼる 25頁

いまから350年前、飛騨山中の鉄砲作り国友鍛冶は、すごい爆発力のある天雷火砲の設計図を作り上げた。これを知った服部十人衆と霧隠才蔵のひきいる黒風組はたがいに奪い合いを繰り返していた。黒風組のはやての活躍を描く忍者まんがである。

 

特攻隊だよカン太郎 作:赤塚不二夫 14頁

 

宇宙エース 次号新連載漫画予告

次号からはじまる宇宙科学冒険まんが宇宙エースは『竜の子プロ作品』!吉田竜夫・吉田健二・久里一平のなかよし三人兄弟が、ちからをあわせてつくりあげた傑作です。きみたちの新しい英雄ついに登場!宇宙から地球をねらう悪人たち・・・・・世界征服をたくらむ、大陰謀団・・・・・これらをあいてにたたかう少年、正義の使者、宇宙エース !

 

表紙の手塚コミックスマークが『ライオンブックス』を彷彿とさせる別冊ふろく

『ライオンブックス』は手塚治虫により集英社から発表された1連の短編作品群(オムニバス)を言う。1956年から1957年にかけ、集英社の月刊『おもしろブック』の付録冊子として発行されたものと、1971年から1973年にかけて同じ集英社の『週刊少年ジャンプ』に掲載されたものの2種類が存在している。Wikipedia

 

横山光輝先生のマンガ教室 連載第4回

当時、漫画家による 『マンガ教室』 が単行本、別冊付録などの体裁で多く発表された。この号には横山光輝の 『マンガ教室』 連載形式の掲載がある。所持本3冊、連載第4回から第6回を紹介する。

 

これが電子計算機だ! 21世紀の魔術師

電子計算機とはどんなものでしょう。また、どんなことに利用されているのか。あなたは、よくごぞんじですか?!

 

巨人軍のホームラン王 王貞治選手の背番号1日記と主砲長島茂雄選手の背番号3日記

『少年ブック』 だけが独占連載している 『巨人軍ON砲日記』 が謳い文句の連載記事。

 

謀略!これが歴史をかえる 読物特集 3作品合計11頁

 

 

 

このブログは日本の漫画文化の礎を築いた、主に昭和三十年代を舞台に活躍した漫画家とその作品が、時の経過に埋もれることなく今の時代に語られる事を願って、昭和三十年代の漫画雑誌と作品を紹介してます。ご意見、ご指摘がありましたら、メッセージまたはコメントをお寄せください。よろしくお願いします。

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