久しぶりに、藤川千愛ちゃんのライブに行ってきました。
新木場の駅に着いた頃は黄昏時で、
会場の直前にある橋を渡る時に、
右手に富士山ぽい山の形がみえたり、
この時期夕方にきれいに輝いている木星を見かけたりもして。
会場に入ると物販に並んで、
モバイルバッテリーと新デザインのマフラータオルを購入。
と、物販に居た石塚さんから
「お久しぶりですね」と声を掛けられます。
さすが、コレットの方。
これだけブランクあっても、
良くヲタクを覚えていらっしゃいます。
ライブのセトリは、既にネットで公開されているし、
レポートも出てもいるので、ライブの流れ的な話は書きません。
ライブの感想は…。
ライブが終わって、
今年一番の上機嫌になれました。
始まりは、ステージの前に紗のスクリーンを吊ってのアクト。
半透明のスクリーンからは、ステージが弱く透けて見えて、
スクリーンには、歌詞が映し出されます。
確か、WWWXでのライブの時も、同じ演出があったかな?
『引き寄せられて夢を見る』
1曲で紗のスクリーンが落ちて、
その後、何曲かやります。
『盾の勇者の成り上がり』のパートが来て、
『君の名前』を歌っていて。
その昔、千愛ちゃんに、歌を歌う時って、
どうやって声を出しているの?
と、聞いた時、
頭のてっぺんから声を出す感じって、
言ってたのを、思い出しました。
ほんと、この曲は、まさにそんな感じで歌ってた。
すごく広い世界の感じを出したいのかなぁ、と。
そして。
前の方の席に座っていると、
時々、自分の方に千愛ちゃんの視線が通り過ぎて
いくような感じがする事があるけれども、
なぜだか、ある時、
ステージの上から見つめられている気がした瞬間があって、
その瞬間に何を歌うんだろうと、意識を耳に集中させた時に
耳に届いた歌詞は、
「守れなかった約束 噛み締めては」
さて。
実は、千愛ちゃんの歌は、今は聴いていなくて、
新曲は全く聴いてなくて、
このライブで初めて聴くものばかりだったけれども。
あきらかに、新曲、良いですね。
いい感じです。
『引き寄せられて夢を見る』も、今、記事書きながらリアタイで
AmazonHDで聴いてますが、曲の感じがカッコ良くて、いいですね。
『あさぎ』は、音源が見つからずに、どんな曲か
思い出せない。
『おまじない』はジャズっぽい感じのナンバーで。
あぁ、聴ける感じだ、良かった。って聴きながら
思いました。
必ずしも、若い人が好む曲なのかはわかりませんが、
僕は好きです。
こんな感じのナンバーで、悲しみとか、憂いとか、
淋しさとかの入った千愛ちゃんの曲も聴きたいかな。
子供の頃から、演歌や日本の曲は良く聴いていたけれど、
洋楽は知らなくて、ビートルズとか、色んな洋楽の話題になっても、
自分にはその抽斗が無くて、コンプレックスになっている。
そんな自分に、もしもお兄さんがいて、洋楽を教えてくれてたら
良かったのにな、と思って作った曲です、
という感じで紹介された新曲が、
『あたしにもそんな兄貴が』。
タイトル聞いた瞬間に、「そっちかい!」って思わず
心の中で突っ込んでしまいましたが、千愛ちゃんの
歌う歌を聴いているうちに、なんだか納得して、
安心しました。
千愛ちゃんは、言わずもがな、歌バカな訳で。
歌バカだから、そのうち、『「歌」の歌』ってタイトルの曲を
作って歌ったとしても不思議じゃないかな、って思ってました。
で、まぁ、まさにこの『あたしにもそんな兄貴が』って曲が、
まさに、その「歌についての歌」になっているんですよね。
『ライカ』は、どっちかといえば、肩に力が入っていて、
とてもハイテンションで、おそらく言いたい事沢山あったんだろうな、
って思い伺えるようなアルバムです。
そして、アルバムを1枚リリースして。
ライブを重ねて。
少しづつ、変わっていったのかな、と思います。
そういえば、ライブの中のMCで、
「ライブにはライブの良さがあり、音源には音源の良さがある」
って千愛ちゃんが言っているのを聴いて、いいな、と。
歌と、歌を歌う事を愛している事が、伝わってきた。


