マッサンと鍼灸師 | 小倉接骨院、小倉はり・マッサージ治療所のブログ

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小倉接骨院のスタッフブログ。仕事、健康、東洋医学、趣味、育児などごっちゃ混ぜの気まぐれブログです。

こんばんは。院長のミノルです。

今日のマッサン良かったですねぇ~。私も妻も大将の心意気に泣いてしまいました。

鴨居の大将カッコ良すぎです。家で飲むウイスキーはスコッチが多いのですが、多分次はサントリー買ってしまいますね。

今日の大将のセリフの 「日本人の味覚に合わせながら、ウイスキーを広め、お客の舌を育てな、あかん。」

これ、グサっと来ました。

小倉接骨院での鍼灸治療の患者さんは、9割りが局所治療です。これは、患者さんが症状を感じている場所に鍼を刺して、ガツンとした刺激や電気刺激を与える治療法です。

これに対して、数年前から私が勉強している「経絡治療」という治療法は、痛みを起こしている原因を作っている根本的な物を治療する方法です。

症状を起こしている場所とは全然違う場所を刺します。

例えば、腰が痛い→冷えから来ている→血の働きが不足しているから冷える→血の働きを司っている場所を良くするツボに刺す。このような考え方で治療します。

しかし、痛い場所をガツンと刺激する事に慣れてしまっている患者さんには、ピートの煙臭さを受け入れる事が出来なかった当時の日本人の様に、この治療法はなかなか受け入れて貰えません。

やはり、鴨居の大将が言った様に「患者さんの感覚に合わせながら、経絡治療を広め、患者さんを育てな、あかん。」のでしょうね。

「育てる」と言うと上から目線の様になってしまいますが、治す為に患者さんに適切な治療法を知って貰う=患者さんを育てるのも治療家の役目かもしれません。

だからと言って、「これが一番です!」と押し付けるのではなく、患者さんの要望にも耳を傾けしっかり希望を聞くことも大切だ!、ということを鴨居の大将から教えられました。

ウイスキーを作ったマッサンと僕ら鍼灸師は、中身は違えど同じ職人。

これからも毎朝マッサンから目が離せません!

小倉接骨院ホームページhttp://mands-takashima.com/