ここのところ 87歳の夫の母の具合が悪い


つい先月 圧迫骨折といわれて

立つ座るとか 身体を動かすと 腰がかなり痛いようだ


とうとう トイレに行くのも苦痛、

身体も動かせず 救急車で、病院に

でも 緊急性がないからと 入院は出来ずに自宅療養になった。

その数日後


母が家に一人だからと

様子を見に行けたら 行ってほしい…と 夫から連絡がきた

(義母は長男夫婦と同居だけど 義姉はバトミントン試合のため不在だった)


義姉が試合に行くのは 抜けられないのかな?って…

自分は こうやって 来る立場だけど

いつもここに居るということとは、明らかに違うし大変だわ

自分は 気楽なんだと思った。


予約の仕事だけして

その後に行くから安心してね と 夫に伝えて

義母の様子を見に行った


以前のせおてんなら…


動けない義母を一人おいて 試合に行くってどういう事??

義姉の顔も見たくない!ぐらいの勢いで、怒り狂ってたと思う


その事を 義姉も 事情があるだろうし 仕方ないんだって

心の中は 怒りで 一杯なのに

頭で わかろうと していた…

いや わかった気になっていたんだと

自分で、怒りのない ものわかりの良い人を演じているのに

それが自分なんだと 思い込もうとしていたんだ


でも…今回…

不思議と 心の中に怒りがわいてこなかった…


何か起こると 変化してる自分の心の中に気付く…

やっと 自分が 一つになってきたみたい気がする…


義母は 薬が効いているのか

うつらうつらしてる状態で 横になっていた。


普段から 一人でも夫の実家に行くせおてん

甘えて話しても

すべて 受け止めてくれる大きな人間

大好きで尊敬してる義母


義母の腰を さすりながら 祈った

痛みだけでいいから なくなって

義母を感じて、気を込めた


たまに目覚めると

「腰も動かさなければ 痛くないから 大丈夫」

こんな時でも 心配させないように 気遣う義母

「いつまで 生きられると思う?」と 不意にせおてんに聞いた

びっくりして 答えに詰まっていると


「どのくらい生きられるか 感じるんじゃないの?」


「大丈夫、まだまだ 迎えに来ないみたいよ」 とっさに答えた


「そう」義母が嬉しいのか?悲しいのか?わからなかった


「そうだよね~痛いだけじゃ つらいものね…痛みだけでも 取れたらいいね」

せおてんが言うと また 眠った


義母は動くのもやっとだけど


自分のタイミングで 動くから 大丈夫だからと言って

人の手を借りるのを嫌がる

手を出すと振り払う

(以前なら 手を振り払われたことにも腹を立ててたと思う…)


一人で辛いことも耐えてきた

いろんなことも乗り越えてきた義母

人に甘えない…


ちょっとは 甘えてほしい時もあるけど…


人生の最終章


義母の言う通りにしてあげたい…


感謝


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