キャンディは赤毛のアンのアンとも違う、もちろん、あしながおじさんのジュディとも違う。
 キャンディという人物には何故か私は共感がもてるような気がする。
 アンもジュディも成績は優秀で大学で学業に専念できている。それに比べキャンディはイギリスの全寮制の寄宿学校を中退して、看護の専門学校にいっている。勿論、私も大学にはいってないし、いける環境ではなかった。高校を卒業して専門学校にいっただけ。親に学費の負担なんて掛けてはもらっていない。
 今の私は専門学校にいったおかげで今の仕事ができている。今の私はもう大学なんていかなくてよかったと思っている。いえ、いかなくてよかった、というよりはもし私が大学にいっていたら今の人生とは違った人生を歩んでいるわけで、貧しい私ではないのかもしれない。貧しいとはいっても私の環境は決して悪くはないし、私は貧しい自分をとても気に入っている。だいたい、私には「貧しい」というのがあっている。そう、私はお手伝いのグリートなんですからね!


 
 また、私の本当か?うそなのか?よくわからない、ストーリーをかかなくちゃ!ですね。ストーリーをかくことで私は時間というものをつくっているのですから。