"Blue-Point" は "Snap-on"製造の工具ではなく、「販売する製品のブランド」です。
Snap-on工具とはSnap-onが企画製造製品品質管理を行っている工具で製品にSnao-onロゴが刻まれた製品の事を言います。

最近ヤフオク等で見かける "Blue-Point" の工具について、商品説明であたかもSnao-onの工具であるかのような表題、説明がなされていますが、これは明らかな間違えです。
ヤフオクという事で、購買意欲を煽り、入札価格を高騰させようとの意図も働いているように思います。

確かにSnap-onの総合カタログに掲載されてはいますが、それは販売しているから掲載されているだけで、Snao-onブランドとして企画設計製造は一切行われてはいません。(※詳しくはHAND TOOLS 2を参照)

Snap-onブランドは企画設計製造管理まで一貫して行われ、その殆どが "Snap-on Incorporated" の自社工場で生産されるか、OEMの場合には生産管理も厳格に行われ適合した物のみ供給を受けSnap-onブランド製品として販売しています。

Blue-Pointは創立当初から自社工場を持たず、製品はその殆どが他社製品のOEM品であり、開発から製造までOEM供給元が行っています。
Snap-on Incorporatedの管理下で製造されていません。

OEM供給元と同じ製品のリブランド品です。

Snap-onブランドとは精度、仕上げの質が異なります。
保証規定についても「製造上の欠陥に対し無期限保証」とあり、材質の問題には言及されていません。

その機能、仕上げ等の品質は供給元が販売している物と全く同じ物でブランド刻印のみ変更したリブランド品が殆どです。

OEM供給元が日本メーカーの物もあります。





この様にただ鏡面にするために厚塗りしただけで、剥がれが発生するメッキ仕上げに問題がある物も多く、Snap-onブランドとは程遠いクオリティです。

エンジンO/Hや精密なメンテナンスが必要な箇所に於いては、この剥がれたメッキの粕がエンジン等の内部に落ちることにより、重大なトラブルを引き起こす原因になります。

この様な仕上げの製品をSnao-on Incorporated社ではSnao-onブランドとは認めておらず、別のブランド "Blue-Point" として販売しています。

ただ、全てが中国製他社製品というわけではありません。
製品の中には生産は中国でも、 "Snap-on Incorporated Group" 傘下のメーカーがOEM供給しているものもあり、それらは他のBlue-Point製品と違い、ある一定のクオリティを持ち合わせています。

コンビネーションギヤレンチ

WILLIAMSの供給を受け、刻印をBlue-Pointに変更しリブランドした製品です。

上:Blue-Point、下:WILLIAMS

WILLIAMSは "Snap-on Incorporated" の傘下にあるグループ企業で、Snap-onにもリブランドOEM供給を行い、Snap-onブランドとして販売されています。
(※このコンビネーションギヤレンチはBlue-Pointへのリブランドのみで、Snap-onリブランドは行なっていません。)

WILLIAMSの生産拠点は米国内、台湾に自社工場があり、現在は台湾での生産が多数を占めますが、一定以上のアメリカンクオリティを保持
しています。
そのため、Snap-onのOEM、リブランドが可能になっています。