今日は、東京流通センターで開催している高齢者フェアに行ってきました。


目的は、最近何かと注目されている高齢者専用賃貸住宅(高専賃)の事業性や問題・課題について確認したかったから。


特に楽しみにしていた医療法人社団明正会の近藤理事長のお話はとても参考になりました。


あと、偶然、以前お世話になっていたゼクスコミュニティの本間前社長にもお会いでき、「かいごのみかた」のアールスリーヘルスケアの高橋社長を紹介して頂きました。(本間社長、有難うございます。)


高橋社長とは、今弊社で事業化を進めているエージェント型有料老人ホーム紹介事業で上手くアライアンスを組めればいいなぁ…なんて淡い期待をしています。



東京都が「施設介護サポーターモデル事業」を試験的に実施している。


施設介護サポーターは、いわゆるボランティアとは異なり、事前に市区町村で実施する研修を受けて、ある程度の専門的な技術や知識を身につけてから施設コーディネーターの指示に従い、話し相手や通院付き添い、清掃などの業務を担うそうな。

深刻な人材不足による職員への負担を軽減し、良質なサービスの提供と更には団塊の世代などの住民とイベントなどを通じて交流を深めることで地域の活性化に繋げる…等の狙いがあるという。


以前、有料老人ホームの介護スタッフの業務内容を分析した時に食事介助、排泄介助、入浴介助、移動介助等の「直接介護業務」よりも配膳下膳、洗濯・清掃、記録、申し送り等の「間接介護業務」の方がより多くの時間をとられていたという結果がでたのを思い出した。


この間接介護業務、つまり、バックオフィス業務をいかに効率的に行い、効率を高めることが施設介護事業のキモになるということは間違いない。


活動実績に基づく対価は、その地域のみで使えるクーポン券などを付与する予定とのこと。


一応研修を実施してからとはいえ、介護というものの専門性はいったいどこに…。



今日のガイアの夜明けは、マンション特集でした。


マンションの値下げ合戦は興味がなかったのですが、参考になったのが、賃貸マンションを建てるデベロッパーの「トーセイ」。マンションに付加価値をつけ、客を集めて満室になるとファンドに転売するというビジネスモデル。


これは、有料老人ホームにも当てはめることができる。


最近というより、ここ1、2年、需要と供給のバランスが崩れ、競争が激化し空室も目立ち始めている。平成10年当時は41施設→平成20年2月現在で371施設にまで激増し、たった10年で9倍以上に…。


これからは売れ残りや介護保険制度施行時の流行りだった改装物件の立て直しに注目が集まる。


現在は、どこの施設もあまり変わり栄えのしない横並びのサービスであるが、今後は、付加価値や何か特徴をもったコンセプトで差別化を図る必要がある。


・認知症対応

・ターミナルケア

・特定の疾患対応(人工透析等)

・コミュニティ etc


いずれにしても医療機関とのネットワークがポイントになるのでしっかりと準備しておくことにしよう。