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まなゆいインストラクターのりょうちゃんです。
Aさんは3日お通じが出ていません。
私は、Aさんに下剤を持っていきました。
認知症状が重く、
機嫌の波の大きいAさん。
気分が乗らないと、
「いらなーーい!!!」
「もう、あっち行って!!! ○×※$#!!!!」
とその後不穏になってしまいます。
コミュニケーションも言葉では難しいので、
雰囲気がとっても大事です。
Aさんの様子をちらっと見てみると、
機嫌よく情報番組を見ています。
「よし!いけそう!!」
でも、ここで油断してはいけません。
まなゆい、まなゆい。
「私は、Aさんがスムーズに薬を飲むお手伝いをしていることを
受けいれ 認め ゆるし 愛しています」
と何回か心の中で繰り返して、
気持ちを落ち着けます。
腹を決めて、いざAさんのもとへ。
楽しい気分で、Aさんの隣に座ります。
ピコスルファートという液体の下剤をスプーンに準備。
(甘い液体で、好むご高齢者は結構多いです。)
私 「Aさん、こんにちは~」(にっこり、アイコンタクト)
「ちょっとあーんしてください」
Aさん 「あーん」
素直に、服薬してくれました。
ホッとします。
Aさん 「あら、こんなに美味しいのは初めてよ」
「今まで色んなものをいただいてきたけれど、あなたのが一番」
「わたし、あなたのものは全部残さずいただいているのよ~」
「わぁ、嬉しいわ、こんなに嬉しい事ってないわ」
と興奮気味に話されます。
私が、Aさんに差し上げるのは、いつも下剤。
甘いけど、おいしいものかは、ちょっと疑問です。
ですが、いつも以上に興奮して、「おいしかった」と
話してくださるAさんがかわいいなと思いました。
私がもし、お年より相手の悪い詐欺師だったら、
壷とか布団とかがたくさん売れそうだわ
売りませんけどね(笑)
私は、ちょっとした関わりでも喜んでもらえて嬉しい自分を
受けいれ 認め ゆるし 愛しています。
私たちは 私たちが そういう存在であることを知っています。
その姿がよーく見えています。
そのように祝福されている存在であることを知っています
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