モントリオール世界映画祭で、見事、日本映画初
最優秀監督賞を受賞した、話題作を先週、
試写会にて観て参りました~
【ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~】
10月10日公開
監督:根岸吉太郎
出演:松 たか子、浅野忠信、室井 滋、伊武雅刀、
広末涼子、妻夫木聡、堤真一
原作は、2009年生誕100年を迎えた文豪、太宰治の
同名短編小説『ヴィヨンの妻』。そこに『思ひ出』、『灯篭』、『きりぎりす』、『桜桃』、『二十世紀旗手』などの太宰作品のエッセンスを融合したオリジナルストーリー。
浅野忠信演じる、大酒飲みで浮気を繰り返す小説家・大谷と、松たか子演じるその貞操な妻・佐知との物語。
痛みやすいけれど甘みがあって愛される「桜桃」が大谷、どんな環境にも対応して成長し、華やかではないけれど誠実な美しさをもった「タンポポ」が佐知なのです。
お金をすぐにお酒に使ってしまう夫は、ついに行きつけの闇酒を扱う飲み屋『椿屋』のお金を盗んでしまう。
椿屋の主人と女将が追いかけて来たが、佐知の必死の誤りで警察沙汰だけは逃れたものの、お金を返す約束は守れるのだろうか・・・?
佐知は『椿屋』でお金を返すまでの人質として、また夫の今までの借金(つけ)を返すために働き始める。
佐知は若くてよく働き、気立てがよいので、お客さんからチップを弾まれるほど人気者になる。そして、日に日に綺麗になっていった。
ある日そこで、堤真一演じる昔の佐知の想い人である弁護士、辻と再会し、辻はますます美しくなった佐知を想う気持ちを募らせる。また、大谷のファンで大谷に会うために椿屋へ通っていた妻夫木聡演じる岡田に出会う。
大谷は、気を遣って毎日お店からの帰り、佐知を最寄り駅まで送ってくれる岡田を疑い、また見違えるように美しくなっていく佐知に嫉妬するようになる。
ある日、大谷は岡田を飲みに誘う。。。
( ・ิω・ิ)その後、カクカクシカジカごじゃりまして・・・
大谷は、広末涼子演じる愛人、秋子と心中しようとする・・・
( ・ิω・ิ)広末涼子の濡れ場もありまっせ~やっぱキレイ!
心中の連絡を受けた佐知は、あるところへ出かける・・・
( ・ิω・ิ)これはねぇ・・・深いです。さすがです。
最後のシーンを観たら、佐知の想いがズドーーーン
ときて、感動
好きで結婚しても、夫婦になったらきっと色んな問題だらけ。
リストラされるかも知れないし、借金するかも知れないし、お互い浮気の1つや2つはあるやろうし、いつかは生死を彷徨う瞬間が訪れる。
夫婦のどちらにも弱い部分があって。。それを受け止められる佐知はすごく一途で大人な大谷の理解者でした。
愛を信じられない大谷はどこまでやれば佐知が離れるのか試しているけれど、佐知は変わらず大谷のそばにいる。
愛人と心中しようとまでした夫を捨てずに、気付きを与え、
支えた佐知を観ると、兎にも角にも「女は強いなぁ~!」っと。
パンフにも
「愛など信じたら、すべてが消えてしまうと男は恐れている。
すべてを失った跡に、残るのが愛だと、女は知っている。」
と書かれていますが、映画を観れば伝わってきます。
極めて日本人的な考えかと想ったけれど、この作品が
世界映画祭で受賞するという観点に、ちょっと感動。
外国人の方の感想が聞いてみたくなりました。
ブログネタ:恋人の過去気になる?
参加中
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それに、知ったところで、色々考えちゃったり、自分は気にしてなくても周りが気にし始めたり、いいことばかりじゃないしね。
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