
いつからか、10歳になる4年生はこの参観で二分の一成人式なるものをするのが定番に。
20歳の半分の10歳になる節目に、その成長を祝うんだとか。
うちらの時はなかったよ。
この辺だけのもんか

と、何気なく調べてみたら、全国でやられてるみたいやし、wikipediaにも

ご丁寧に、二分の一成人式での、親から子への手紙の書き方まで

うちらも例に漏れず、冬休みの宿題のように、親から子への手紙を書かされた

早よ調べればよかったわ

当日は、クラス単位で、証書の授与、子供が1人ずつ親への感謝の気持ちや将来の夢なんかを綴った手紙を読み、合唱する。
こんなプログラムまで用意していただいて…
当たり障りのないこと書いといたらいいねん!
っておねぇには言ったものの、感動ものやで~って聞いてたから、上着のポケットにタオルハンカチを忍ばせて行った

ちぃねえの発表を見届けたら、すぐに教室移動

明らかにいつもの参観より保護者の数は多い上に、静まり返った教室にうっすらかかるBGM。
緊張した面持ちで手紙を恥ずかしそうに読む子供達。
親へ育ててくれたこと、習い事に通わせてくれてること、旅行や外食などの楽しみなどへの感謝の気持ちを言う子、
将来の夢、野望、決意なんかを発表し、これからもよろしくとお願いする子。
普段の行いを反省する子。
ほんまにそれぞれ。
やけど、恥ずかしいにしても、もう少しゆっくり大きな声で読むよう指導できなかったものか…
中でもひどかったうちに入るのが、おねぇ

もう何を言ってるのか、何が言いたいのか、なんもわからんくらいの、早口&声の小ささ
そして、内容のなさ


感動の「か」の字もないわ

ま、そういう子やからね~
しかも、私がよくキィキィ怒るし、反抗期やしで、この時期に感謝の気持ちなんかあるわけないやろう

逆に素直でよろしい

で、最後の合唱も、出来が…

下手でも元気に歌えば伝わるものも、中途半端に上手で声出てなくて活気がない。
今の子達ってこんなもん



うちらの時は、先生が徹底して声の大きさと元気を要求、できるまで終わらせてもらわれへんから、みんなちゃんと取り組んだよなぁ。
なんか残念な気持ちに…

求めすぎ



でも、泣いてる人、おったかなぁ。
それとも、私が冷徹人間なんか



最近かなり涙腺が緩んできてるように思うんやけどなぁ

初めての子。
おねぇが産まれて初めて親になった。
全てが初めて尽くし、わからんことだらけ。
母乳が思うように出ず、お腹いっぱい飲めずによく泣かれ、私は私で、看護師にミルクをあげると余計に母乳が出なくなるから、がんばって母乳をあげ続けるよう言われたのを忠実に守り、どうしても足りない時は授乳後に少しだけミルクを足すのみ。
夜中にお腹が満たされず、泣き止まないおねぇに申し訳なくて、ごめんねごめんねって一緒に泣いてた。
玄関から落ちたり、階段から落ちたり、ケガが絶えず(今でもね
)、頭を打つたび心配で夜中何度か起きてみたり。

寝返り、おすわり、ハイハイ、つかまり立ち、歩いたりしゃべったり…
全てに一喜一憂、感動し、喜んだ。
この先も、おねぇについては、親としては初めてのことばかり。
手探りで、あれこれ思案しながらの子育て。
子育ても思春期・反抗期や、お友達関係も複雑になり、楽しい楽しいと言ってられなくなる年齢。
難しい、不安、怖い。
子供にはそれを感じさせないように、安心して頼ってもらえるように、環境と信頼関係はしっかり整えてやらねば

子供より、私が考えさせられる、二分の一成人式やったわ。