「重陽」とは9月9日にあたり、菊に長寿を祈る日なのだそうです
陽(奇数)が重なる日そして、奇数の中でも一番大きな数字という意味で重陽といわれています

日本では奈良時代から宮中や寺院で菊を観賞する宴が行われています
意味・目的
邪気を祓い長生き効果のある菊...
意味・目的
その中国の影響を受けて日本では、8日の夜に菊に綿をかぶせ、9日に露で湿ったその綿で体を拭いて長寿を祈っていました。また、菊に関する歌合わせや菊を鑑賞する宴が催されていたそうです

もう何十年もこの日本に生まれ生きているのに、日本で昔から大切にされてきている行事をあまり私たちは知らない
明日は、まだ菊の花は見られないかもしれないけれど、菊の花を想い、平和や今あるこの命や、この地球という星のことにまで、その長寿をみんなで祈り、祈りを重ねあうのも、とても素敵なことだと思います
古代中国では菊は「翁草〔おきなくさ〕」「千代見草〔ちよみくさ〕」「齢草〔よわいくさ〕」と言われ、邪気を祓い長生きする効能があると信じられていました
