こんな所から芽を出して
なんだか無性に命の強さを感じて
私がかつて、真っ暗闇の中さまよっていた時に、叔母がそっと送ってくれた詩がある
ずたずたのぼろぼろになっていたその心をどう支え、励ませばよいのかさえわからずに真っ暗闇の深い穴の底にいたその時に届いた一喝

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ!
弱々しかった私の、その頬をパシンと叩かれた気がした

何度も読み返して、この詩を贈ってくれた叔母の心を知り
そして、腹がすわった
弱っていたって、誰かが助けに来てくれてこの状況をどうにかできるはずもない
ならば弱ってなんかいられない
うちのめされっぱなしでではなくて、自分の心くらい自分で守ると強くならなくては!
そう強く諭してくれた茨城のり子さんの詩をご紹介しますね
「自分の感受性くらい」
ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし
初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった
駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
睡蓮の花は、泥水に根を張り、こんなに清浄な花を咲かせるのですよね![]()
自然に教えられることがいっぱいです![]()
Hiro
