かなり前のことになりますが
三月のある日
私は娘に冷凍庫を送りつけた。
冷蔵庫でも冷凍物でもなく、冷凍専用庫。
東京は大変なことになるから帰っておいで。
家族といればなんとかなるから。
そう私が言っても、娘はがんとして、
就活あるから。
もしそっちにうつしてしまったらいけないから。
と、帰ってこないと言い張った。
だったら買い物行かなくてもいいように冷凍庫送るから!と、私は言い張った。
頑固者と頑固者の言い争い。
嫌になる程そんなとこは親子で似てしまう。
でも、帰ってこないならそれだけは譲れない!
コロナ落ち着いたら処分していいから!
と私の主張。
娘の一人暮らし用の冷蔵庫は小さく、
冷凍スペースなんてすぐ満タンになってしまう。
普段であればすぐ近くのスーパーや商店街に行けばなんでもそろい、買いだめする必要はないけど
今回は緊急事態。
ロックダウンすれば助けにもいけない。
おかずも野菜も冷凍させとけば、
流通がストップしてもなんとかなるから!
私もがんとして娘の拒否を受け付けず、
Amazonで冷凍庫をポチッとして送りつけた。
届いた冷凍庫は予想外に大きかったらしく、
娘から
置く場所ないんですけど!!
とお怒りの電話が来た。
それから1週間くらいは怒ってたかな…
冷凍庫、今は玄関に鎮座しているらしい。
娘は自炊なので、こちらから野菜やお肉をおくってあげるとしばらくそれで食いつないでいる。
私には直接言わないけど、冷凍庫、重宝してるみたい。
何せ、今年の夏は暑いから。
ネットスーパーでアイスや野菜を送ってあげる。
そういうと、ありがとう。と返事が来る。
かれこれ一月以来娘とは会えていない。
久しぶりにテレビ電話したら、金髪になってた!!
学生生活最後にやってみたかったらしい。
本当は今年は海外に行く予定がたくさんあったのに行けない。
学生世界最後の夏休みなのに、国内旅行すら行けない。と、嘆いていた。
そうだよねー。
我慢の夏だ。