明日はいらない 最高に綺麗になって 私を捨てたあいつを 後悔させられるなら

 

この歌の印象的な出だしは この女性が実は化粧なんてどうでもいいと思っていた女性であるということだ。

 

人間は外見ではなく中身 人と人との付き合いは相性や信頼関係 そういう価値観を尊重していたのではないだろうか。

 

そんな彼女が付き合っていた男性に振られてしまった。 付き合っていた男性に新しい女ができた と明言はしていないが おそらくそんなところだろう。

 

そしてもし私がもっと綺麗だったら こんなことにはなっていなかった という思いが、 化粧なんてどうでもいいと思っていた自分の信念の対極に位置する 綺麗になりたいと言う本音を露呈させてしまった。

 

 

人の容姿によってその人間を カテゴライズして その見た目相応の生き方をするのが分相応という今の世の中。

ちょっと前だったら体が丈夫だったらとか真面目だったらとか 異なる要素によっても評価はされていたはずなのに。

 

こんな世の中は狂っているとは言えない。

人々がこういうことを自然と受け入れているからこういう結果になったのであろう。

 

 

化粧なんてどうでもいいと思っていたあの女性 その後もその信念を貫き通しているのだろうか

 

 

 

 

ルッキズムとは、「外見にもとづく差別」であり、特に「身体的に魅力的でないと考えられる人々を差別的に扱うこと」を指す。外見至上主義という呼称もほぼ同義として扱われる。 ウィキペディア