第12問



「そっか~双子なんだね~」

「まぁな二卵性だから全然似てないけどな」

私達はいつのまにか仲良くなっていた

「それにしても望がこんなに可愛いこと友達になるなんてね~」

「な、なんだよ・・・!//////」

「?おかしいの?」

「聞いてよ美代ちゃん!望ってば女子の友達いたことないんだよ~!!!」

「そ、そうなの?」

「よ、余計な事をいうな!//////」

「そう!だから美代ちゃんが女友達第1号!」

「そ、そうなんだ・・・//////」

少し嬉しいかも・・・

「姉貴だって男友達中学までいなかっただろ!」

「え!?そうなの!?意外・・・」

「そう?普通だと思うけどな~望よりはマシだし」

確かに(笑)

「明希さんてモテそうだよね」

「そうでもないよ~あと、さん付け禁止!」

「ええ!?」

「私も『美代』って呼ぶから!」

「わかったじゃあ・・・改めてよろしく明希!」

「うんよろしく!美代!」

小学校以来久しぶりに友達に名前で呼ばれた

すごく・・・嬉しかった

「あの~盛り上がってるところ悪いけど、さっきの話の続きいいか?」

「「あ、ごめん」」

本当にすっかり忘れてた

「鈴宮。この姉は結構モテてたぞ」

「やっぱり!」

「そんなことないってば~」

「毎日ラブレター10通以上もらってたくせによく言うよ」

「10通!?」

ありえない数だ・・・・・・

しかも私が人生でもらった数より多い・・・

「そういう望だってモテてたじゃん!」

「そ、そうなの・・・?」

「む、昔の話だよ!//////」

ちょっとくやしい・・・・・・

高校でもほかの女の子に取られないようにしなきゃ・・・



そう・・・・・・そう思ってたのにいつの間にか望くんに彼女が出来ていた・・・・・・・・・




第11問



私は去年の入学式に望くんと出会った・・・



「やばい!!遅刻しちゃう~」

私は入学初日から遅刻しそうになっていた

「今日は絶対遅刻しちゃいけないよな~・・・」

ドカッ

「きゃっ」

「あ!ごめんな大丈夫か?」

「大丈夫なわけ・・・・・・」

うそ超イケメンじゃんこの人・・・

「?立てるか?」

「あ、はい・・・・・・//////」

「あれ?オマエも新入生か?」

「え?あ、うんってことはあなたも?」

よく見てみると、同じ『文月学園』の制服を着ていた

「ああ!俺は吉井 望」

「わ、私は鈴宮 美代です・・・/////」

「鈴宮か・・・よろしくな!」

「う、うん・・・//////」


今思えばこれが私の初恋だった・・・


「よ、良かったら一緒に・・・「望~!!」え?」

「やっと来たか~・・・じゃあな!鈴宮!」

「え?あ・・・うん・・・」

「何してたんだよ」

「ちょっとカバンの中身をぶちまけちゃって・・・」

「やっぱドジだな・・・やべっ遅刻するぞ!」

「ホントだ!」

あの人は吉井くんの彼女なのかな・・・

美男美女で絵になるカップルだなぁ~・・・

「あ!私も遅刻しちゃう!!」



キーンコーンカーンコーン



「あ、危なかった・・・」

なんとか入学式には間に合った・・・

「あクラス表が貼ってある」

私はクラス表を見に行ったそこには・・・

「あ!吉井くんも同じクラスだ!」

私は胸が高鳴ったとっても嬉しかったのだ

そしてクラスに行ってみると・・・

「え!?」

なんとあの彼女さんもいたのだった・・・

しかも仲良さげに話している・・・

私は静かに教室に入っていった

「あれ?鈴宮じゃないか!」

え!?吉井くんに気付かれた!?

「あ、吉井くん・・・」

「誰?この可愛い子?」

「ああ、コイツは鈴宮 美代。今朝友達になったんだ」

「そうなんだ~」

「あ、よろしくお願いします」

「よろしく~!でも敬語じゃなくていいよ!」

「あ、そうじゃあ・・・」

「うん!それでいい!」

さすが吉井くんの彼女だな~すごくいい人だ

「おい姉貴もあいさつしろよ」

あはは~別にいいのにって・・・え!?姉貴・・・!?

「そうだね!私は吉井 明希。望の姉で~す!」

お、お姉さん・・・!?

第10問




「あれだな・・・明希に関しては、天才としか言いようがねぇな・・・・・・」

「うちの姉貴はなぜか小さい頃から実験が好きだったんだよ。だからじゃないか?」

「それに峰人だってすごいじゃん!うちのお父さんみたい!」

「そ、そうか?//////」

まぁうちの父さんは世界史は得意だからなあと、日本史と英語

「・・・・・・吉井さんは他の教科は苦手?」

「うん・・・・・・数学とかが超苦手~でも現代文は結構得意だよ!」

「・・・・・・よかったら今度私の家でみんなで勉強会しない?」

「いいの(か)!?」

「・・・・・・うん・・・ただし久加くん以外・・・」

「なんで俺だけ!?」

「・・・・・・エッチな人は嫌い・・・」

確かに久加は俺でもイヤだな

「じゃあ!今度の日曜とかどう?ここにいるみんなでさ!けど久加以外」

「「「「「「「賛成」」」」」」」

「ひどい・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・じゃあ日曜に学校集合で」

「「「「「「「了解」」」」」」」

「俺・・・帰るわ・・・」

そうとう落ち込んでるなアイツ・・・まぁ自業自得だが

「冬華ありがとな」

「・・・・・・なにが?」

「いや俺も結構勉強は苦手だからさお前が見てくれると助かるよ」

「・・・・・・そんなことない望は成績優秀」

「オマエの足元には及ばないがな」

「・・・・・・私も他の人と仲良くしておこうと思うの」

「俺以外にもか?」

「・・・・・・うん・・・」

「そうか・・・さみしくなるな・・・」

「・・・・・・え?」

「俺だけにかまってもらえなくなるなんてさ」

「・・・・・・・・・・・・//////////」

また赤くなりやがった

「クスッ可愛いなぁ冬華は」

「//////////////////」

さっきより赤くなっちまったなまぁそこも可愛いが

「・・・ずっと思ってたんだけど、明希くんと月島さんて付き合ってるの?」

「あれ?言ってなかったか?」

「「ほえ?」」

姉貴と鈴宮が二人して首をかしげていた

「俺たちは去年の秋から付き合ってるけど・・・///」

「え・・・・・・?」

鈴宮が泣きそうになりながら俺のほうを見ていた