お互い仕事優先な夫婦が妊娠に至る 〜運命的な出会い~
検診当日は体重が増えてまた怒られるんだろうなと思っていた。検診の日は必ずうん〇をして体重を1gでもいいから軽くしたくて朝からトイレにこもるのが日課だった。それくらい追い込まれていた。そして名前が呼ばれた。扉をあけるなり椅子に座りまだ何も言われていないのに既に泣いている私に先生は口を開いた。先生「どうしたの?」私「また体重増えちゃって・・・涙。いつも怒られるので・・・」先生「僕はね~正直体重はあまり気にしないかな。まあ立場上、太っていいですよ!とは言えないけど、それで妊婦さんがストレス抱える方が問題だと思うんだよね。」私「もう今後この先生で決まり(指名)だ(心の声)」私の通院している病院はいろいろなタイプの先生がいた。①良く言うと必要な事だけ伝えて変に介入してこない。悪く言うと親身ではない。➁愛想は悪いけど言葉が悪いだけで親身ではある➂愛想もよくて親身で話を聞いてくれるけど検診時間は長め。私個人的には➂のような先生を探していたけど、大きな病院で先生もいっぱいいたので一通り診察を受けてよかった先生がいたら指名しようと思っていた。既に妊娠中期に入っていたけど、やっと理想の先生に出会えた。それ以降その先生指名するようになって精神的にもずいぶん楽になって検診が逆に楽しみになったくらいだ。次第に先生にも認知されるようになった。お腹もだいぶ大きくなっていて寝るのも一苦労。うつ伏せはもちろんダメだし、仰向けも背中の神経を痛めるから良くないとネットでみたから消去法で仕方なく抱き枕に抱き着く形で横向きに寝ていた。この寝方を質問すると「なんでもOK」というのだ。うつ伏せでも別にいいけど苦しくて眠れないでしょーと言われ仰向けも良くないですよねと聞くと別に大丈夫と言う。「まじ?この先生大丈夫かな・・・(心の声)」エコーをしていても「顔に結構お肉ついてるねーとかお顔凄いかわいいよ」とか言ってくる。 「まじ?そんなことわかんの?みんなに言ってんじゃね?(心の声)」いい先生に出会えたと思ってたけどちょっと心配になっていたそんなこんなで妊娠後期に突入。あいかわらず後期つわりは終わらずキッチンに立つと気持ち悪くなるし、お風呂に入るとシャンプーの匂いで酔うけど大好きな生モノ早く食べたいし、コーヒーもがぶ飲みしたい気持ちはあるのだ。食べることだけに生きがいを感じていた私がセーブできていることはまさに奇跡。今思うと意外と我慢できた自分にびっくりした。 一応体重は気にするけど、先生を指名するようになってうるさく言われなくなってストレスもなくなり、心配事は親身になって聞いてくれるので本当にストレスフリーで過ごせていたのであっという間に臨月を迎えた。 臨月に入ると毎回検診前にNST(お腹に機械を付けて赤ちゃんの心拍やお腹の張りを見る)をするようになる。なぜか私の子は昼間寝ていて、夜元気になるのでNSTにあまり反応がないとのことで毎回一人居残りだった。。。なので振動が起こる機械をお腹に充てて、赤ちゃんを無理やり起こしていた(笑)すでに3000g超えていてビックベイビーな予感。先生には産むときは大変だけど、小さく産まれるより大きい方が赤ちゃんにとってはいいんだよと言われひと安心。残り一か月前くらいからは毎週夫と出かけ暫く二人の時間もおわずけかーと思うと寂しいような嬉しいような複雑な感じだったけど、残り少ない二人の時間を大切に過ごした出産予定日は12月25日。出産予定日の少し前から母親に泊まってもらい過ごした。12月22日の朝、母が帰ってしまう日。まだ産まれそうにないねーなんて話していた矢先トイレに行くと下着に血がついていた。「ねー!おしるしきた!!!」続く。。。。