manananinoヨメのasaです。
本日は暖かな日の恵みが心地よい日ですね。

新年より、突然の弔事により、急遽臨時休業を頂きまして、お客様には大変ご迷惑をお掛けいたしました。大変申し訳ございませんでした。
皆様へのご連絡にも不行き届きがありましたこと、オーナーJohnに代わりましてお詫び申し上げます。

本日9日(月)からおなじみの「富田林寺内町軒下マーケット」出店にてmanananino始動しております。
店舗も、明日10日(火)より通常営業致します。

また、早々より福袋をご予約いただきました皆様、誠にありがとうございます、お待たせして申し訳ございません、
明日10日(火)より店舗にてお受け取りいただけるようご準備しております、どうぞよろしくお願いいたします。

本年も、皆様のご来店心よりお待ちしております。


さて、誠に私事でありますが、お正月の3日、親戚皆で集まっていたところ、突然の電話で、オーナーJohnの祖父が息を引き取ったと連絡が入りました。
そして、お家に帰ってきたおじいちゃんを皆で迎えることが出来ました。
大正昭和平成と大きく変わり続ける時代を山とともに辛抱強く生きてこられた立派な方でした。
享年93歳。充分に寿命を全うされたと思います。
それでも、最期まで懸命に看護されたお父さんの姿や、亡骸の隣に布団を敷いて眠り、話しかけ続けるおばあちゃんの姿を見ると、こみ上げてくる想いがありました。
皆の中にそれぞれの想いがある中、お骨になるまで見届けることが出来て、今はただほっとしています。

時を同じくして、3日の深夜に当店の開店以来の常連さんであった方が、癌との戦いの末に息を引き取られました。
49歳の若さで、まだ高校生の娘さんと旦那さんを残しての旅立ちは、さぞ心残りが多いことと察します。
しかし、彼女は癌の宣告を受けてからも、一度も、弱音を吐きませんでした。
苦しみを与えられたのが他の家族ではなく自分でよかったと言い、常に周りの助けに感謝し、他の患者さんを思いやり、
制限の多い闘病生活の中でも自分の楽しみを大事にしながら生活されていて、とても素敵な方です。
面会謝絶となった最期の時間に、残された家族が困らないようにと頼りになる人の連絡先や、家の様々な貴重品の場所や娘さんの喪服の場所までもを記し、
お世話になった人たちへの感謝の言葉の数々と、娘さんにお父さんのことを頼むと走り書きを残して、ほっとしたところで息を引き取られたそうです。
死に様まで本当に素敵な方です。
最期の挨拶を済ませた今でも、時どきはうちのお店にも顔を覗かせてもらえればなあと考えてしまいます。
闘病生活の中でも、当店をひとときの癒しの場としてご利用いただけたことは本当にありがたいことです。


人は生きることも大変ですが、死ぬことも大変です、しかし、死ぬときは意外にあっけないものです。
いのちと向き合う時間を充分に与えていただきましたこと感謝いたします。
これからも当店が誰かのこころにそっと寄り添える存在になれればなあと思う次第です。
長々と失礼致しました。