今回はブルグミュラーの中でも非常に有名なこの曲。
(※他のブルグミュラー解説はは記事一覧 で)
かっこいい曲ですよね。
でも弾くとなると躓く部分も出てくるんです…
今回も攻略ポイントを書き込んでみました。
早速おさえていきましょう♪
アラベスクの弾き方
無料楽譜はここ (5ページ目 2番です)
画像上で右クリック→名前をつけて画像を保存
で拡大して参考にしてください♪
この曲の一番のポイントはメトロノームにしっかり合わせて練習することです。
(メトロノームについてはここ を参考にしてください)
特にcresc(クレッシェンド)の箇所はどうしても速くなりがちです。
テンポを一定に保ったまま(指が滑ることなく)表情を出せるようにしていきましょう
ここからは上記↑楽譜を参照しながら読んでください。
↑上図はダメです!!
上図のように、自分でも気づかないうちに、ついつい左手が2拍目にアクセントがつきがちです。
これは2拍目の右手のスタッカートにつられてしまうのが原因なんです。
意識しないとアクセントがつきます。……が、NGです。
左手には常にアクセントはつきません!!
左手は右手より常に弱く、3小節目からクレッシェンド(だんだん強く)で弾いてください!
そうしないと、左手の2拍目のアクセントのせいで、尻もちついたような感じになります。
要は曲としてスピード感がでない感じです。
右手につられないように、少し左手を意識しながら弾いてみてください。
(以前記事 に書いたようにメロディは右手なので、右手の方が強く弾く法則は変わりません)
右手のメロディに左手を添える気持ちで弾きましょう。
そうするとグッと上手く聞こえます。
↑クレッシェンドは3小節目からです。
ここでは左手も意識して曲を盛り上げていきましょう。
この曲で一番難しい、上記↑部分の左手…
どうしてもテンポ通り弾けない上に、指が滑ってしまいがちです。
この部分の左手を弾くポイントは
1 手首を鍵盤の正面に持っていくようにする
左図のように鍵盤を手首の正面にとらえてないと、脇が開いてしまい指が安定しません=音が滑ってしまいがちになります。
右図のように脇をしめて、手首を鍵盤の正面に持っていって押し込むように弾いてみてください。
ぐっと弾きやすくなりますよ♪
今後早いパッセージなど弾けない箇所がでてきたら、指の練習(ハノン)なども大事ですが、自分の弾きやすいポジションを探して弾くと弾きやすくなるので覚えておくと便利です。
それでも滑ってうまく弾けない場合は、これ を使ってください!
本当に1回使うだけでもすぐに指が動くようになります。
2 鍵盤をしっかり押し込む
どうしても速く弾きたい、右手のように滑らかに弾きたい。でも上手く動かない…
特に右利きの場合、この部分で左手がうまく運べず動きません。
その場合、腱板を押し込むように意識してみてください。
しっかり鍵盤を押し込まないと、指が浮いて滑りの原因になります。
1音1音、指を丸くして、しっかり奥まで押し込むよう練習しましょう
3 リズム練習をする(※最重要)
弾けない箇所を見逃してはいけません!!
本当はなんとなくごまかしてる部分があるのはわかるんだけど…やっぱ弾ける感じを出したくて…無視しました(汗)
ダメです!
リズム練習をすれば弾けるようになるので、その箇所を一度してみましょう。
このブログでよく登場するリズム練習(わからない方は→以前記事 )
困ったときはリズム練習です。
左手だけで、何度も繰り返し『タッカタッカ』の練習をしましょう♪
この場合ゆっくりでいいです。
ゆっくり左手のみ「ソラシラソ」「ラシドレミ」をタッカタッカのリズムで練習します。
本当にゆっくりで大丈夫です。焦って弾こうとしても指が滑るだけです。
その後両手を合わせる時は、必ず左手の最後の音を(ソラシラソの最後のソ)を聞いてから、右手を入れます。初めはゆっくり…テンポを守ることだけ考えて…
それから速度を速くしてという感じで練習してください。
※2の部分は特に、左手の『タッカタッカ』で数回練習してから通常リズムに戻すと、案外簡単に弾けるようになります
※指が動くなるようになる裏ワザ
リズム練習が面倒な場合、プロハンズ (←使い方は以前記事)を練習前に使ってみてもいいです。ピアノを弾く前に数分使うだけで驚くほど指が動くようになります。しっかり指の筋力を鍛えられるので私はピアノ弾く前に使用しています。
あとは私の楽譜を参考に表情をつけて気持ち良く弾いてくださいね♪
攻略できること祈ってます!!
良いピアノ生活を。