正月の三が日、懐かしいドラマを2本見てしまいました。
ネットって便利だね(笑)
しかも二つとも渡部篤郎さんが主演していた作品。
なんとなーく見つけちゃって見てたらハマっちゃった♪
「ストーカー 逃げ切れぬ愛」
「愛なんていらねえよ、夏」
まず、ストーカーの方。
すっっっっっごく恐かった。
変質者っていうか精神異常者やらせたら、渡部さんの右に出る人いないと思う。
でもあんなかっこいいストーカー居たら・・・
・・・恐いけど、ちょっと心揺らぐかも。笑
いや、でもストーカーは犯罪なんで。
もう10年近く前なんで、渡部さん若い!!でも渋い!!!
精神的におかしいんですけど、かっこいいです。
あんなに素晴らしい役者って今なかなかいないよ。
ただ、ヒロイン役の設定が「それありえないっしょー」っていう思考回路と周りの登場人物の設定に無理がある感じだから、見ててイライラさせられました。
とりあえず渡部篤郎の演技がすばらしい。
最終的にストーカー側に同情しちゃったじゃん・・・。
ただ何度も言いますが、ストーカーは犯罪です。笑
つぎに、「愛なんていらねえよ、夏」の方。
これって本当に視聴率一ケタだったの!?
っていうくらいストーリーと役者の演技や構成、編集、音楽が良かった。
めっちゃ省略して簡単に行っちゃえば、愛を知らないホストが盲目の天涯孤独の令嬢と恋をするって感じ。
その過程には「嘘」「財産」「嫉妬」「野望」いろいろキーワードがあるんだけど、
やっぱり最後に残るのは「愛」なんですよ。
家族愛、友愛、そして恋愛。
全ての「愛」に疑問を投げ掛けているドラマでした。
ここでも渡部篤郎さんかっこよすぎ。
坊主で無精ヒゲという悪人面でもなんであんなにセクシーなの?笑
愛を知らない冷徹人間だった男レイジが、自分と同じように愛を知らない盲目の令嬢、亜子と”兄弟”として接していく中で、自分の中にある人を愛する気持ちを取り戻していくんだよ。
登場人物ひとりひとりのセリフが本当にいい。
亜子役の広末涼子がすごくピュアで盲目の演技がすごくナチュラルに見えた。
「神様は残酷じゃないよ、いないんだよ。」
あたしは障害者の妹として、もし亡くなった兄が言葉を発する事ができたら、このように亜子と同じ事を言ってたのかもしれない。
そう想うと辛かった。
ラストは偽りのない、本来の姿で二人が愛し合う姿が見れて心から良かったって思うくらいのハッピーエンド。
生きるってこと、愛するってことを根本から問い掛けるドラマだと思います。
なんでこれが視聴率一ケタなのかねー?
脚本家と演出家の力が十二分に発揮されてたと思うのに。
今のコミック原作の何も考えずに見れるドラマが多いけど、
こういうクサくてストレートなドラマも良いと思うな。
あたし2番目に話したドラマがかなり気に入っちゃいました。
てゆか渡部篤郎さん、今さらながらかっこよすぎです。笑
陰のある役をやらせたら、渡部さん以外ありえないくらい。
あんなゾクッと来る冷たい目、できないよ。笑
ああいう俳優って今いないよね。
夜中にドラマ批評でした~