20日、北海道に住むおじいちゃんが亡くなりました。
そのため提出しなければならないレポートや試験を全て放り投げて、
急きょ北海道に行ってきました。

10年ぶりの北海道は空気が綺麗で、
吐く息でさえキラキラと凍ってしまうほど寒く、
日常的に振る雪になんだか吸い込まれてしまいそうなくらい、
真っ白い世界でした。

実は冬の北海道は初めてだったんだよね。

やっぱり北海道に行くには日にちもお金も必要で、
ましてや母方の実家は「超」が付くほど田舎で周りは何もなくて、
障害を持ったお兄ちゃんを連れて行くには何かと大変で、
今までなかなか行けなかったんだ。

ごめんね、おじじ。
もっと話したかった。
もっと顔見たかった。

「まーちゃん元気かい?」って、電話で話すと話がやたら長くて。
見かねたおばあちゃんが「ほら、代わって」って言うまで話おわんなくて。
味噌汁を「おつゆ」っていうのを、「つ」が「ちゅ」になってたり、
夏はお素麺ばかり食べてたり、
車大好きで「目つぶってでも北海道は走れる」って本当にやったり、
本当に愛らしくて話好きで食べるの大好きなおじじでした。

あたしは東京で生まれて育ったから、
おじじから見たらいわゆる都会っ子なのかもしれない。
でも北海道に降り立った瞬間、自分はここに合ってるって気がしたんだ。
空気になじんだんだ。
それはやっぱりおじじの血があたしの中に流れてるからだね。

おじじ、今お兄ちゃんに会えてる?
何話してるのかな?
あたしの話でもしてるかな?


うん、あたしがんばるからね。