あぁ〜
またまたなんて久しぶりの更新になってしまった事か。(日本語おかしいね?)


かなり前に遡るんですが、
書き残したい事があったので今更だけど
記憶を辿って‥備忘録。


内容薄い割りにかなり長くなりました。
ちょっと小説風になりました。笑


少し前、職場の人間関係とかあんまり良くなくってそんな事がおそらくきっかけで
日本に帰りたいモード満開でニュージーランド大嫌い!!って時期がやってきた。

そんなある日、職場にいつものようにバスで向かってお店に着いて早々‥
ポケットにあるはずの携帯が見当たらない(  ゚ ▽ ゚ ;)

リュックの中を探してさがして‥
何回見ても見つからない‥
バス降りる直前まで携帯持ってた事を思い出してバスの中に忘れて来てしまった事を確信(x_x;)

ここは海外なのにーーー


でもニュージーランドは、日本以上に平和な国だし
きっと大丈夫といういつもの根拠の無い自信があったので
仕事終わってからバスに問い合わせよう。
そう思い仕事が終わってからいつも乗るバスに乗り込み、ドライバーさんに今日バスで携帯を忘れた事を説明。

ドライバーさんは無線?のようなものでどこかに問い合わせてくれて、
あなたの携帯はすでにオフィスに届いてるよ、と教えてくれた!!!

早くもそれを聞いた時点で安心した。

そのオフィスの場所を教えてもらうものの、英語じゃさっぱりわからなくて紙に場所を書いてもらい、ひとまず大きなバス停まで行って誰かに聞いて向かうという作戦にした。

そのバス停に着いて地図を見るもののさっぱり分からず、聞けそうな人居ないかなぁ‥と周りを見渡すと、
どこかで見たことある男性が。


彼は電話中で、でも必死な私はそんな事も忘れてその人のところまで駆け寄り
私の事覚えてる?!と気づいたら話しかけていた(笑)
彼は最初に数ヶ月通っていた語学学校で1週間だけ同じクラスになった韓国人の男性なのです。

向こうも驚きつつ、電話を早く終わらせてくれて←
そこから説明して、この場所をGoogleで調べて欲しいとお願いして地図と照らし合わせながら2人で悩んでいたら、
そこに後ろからこのバス停に常駐してる係?のような人が
どうしましたか?
と声をかけてくれた。

その人がその場所までどのバスで向かうのか説明してくれ、そこから私はオフィスにやっと向かうことに。


乗り換えでも戸惑っていた私は、
バス停に立っていた男性に
すみません
と話しかけるも、ジェスチャーで手をクロスさせて✖︎🙅‍♂️のポーズをして、僕は話せないし耳が聞こえないと教えてくれた。

ならと、諦めようとしたけど
おじさんは私がきっとバスの事で困ってると理解してくれて身振り手振りで説明してくれ、あと15分でバスは来るよと時計を使いながら説明してくれたり、私が行きたい場所を書いた紙を見せるとそこにちゃんと止まるよと教えてくれた。

私がベンチで座ってると、あと10分でくるよ、あと5分でくるよ、と時間が経つたびにジェスチャーで教えてくれた。


バスが着いたら
これだよ!
と教えてくれて
手を流して    
どうぞ!
と私を入り口に誘導してくれ、そのおじさんもその後バスに乗り込んで途中までお供した。

乗り込んだバスはいつも乗ってるバスとは違い、すんごくローカル感漂うバスとタクシーの間のような車で、ドライバーさんもとても優しくて
初めて向かうその道はどんどん田舎になってきてそれがまたなんとも言えず良い景色。
ドライバーさんがとてつもなく良い音色の口笛を吹くから、それも相まってすごく特別な旅をしている気持ちになった。

途中、お供したおじさんは先に下車していき降りる時には私に
良い1日を!
と言ってウインクして降りていった。
ドラマのワンシーンか。
心の中で突っ込んだ。
これ、日本人のおっさんが同じ事したら絶対気持ち悪っ!ってなるのに
外人だとなんで、こんなにも絵になるのか。
なんてかっこいいおじさんだったんや。



そんなこんなで目的地に着いたよとドライバーさんが教えてくて、無事に下車。

結構時間かかった‥

そしてオフィスにやっと着いた!と思ったら‥
ドアが開かない。
ドアをよく見たら土日はオフィスは休みだと書いてる。
今日は土曜日。








え?





ここまできたのに?






さっきまでこんな日も悪くないなって
思ってた私の気持ち返して??


周りを見渡してみたら、そのビルに併設されている簡易的なcafeを見つけたので迷わず店内まで向かった。

そこに居たスタッフに今までの経緯を説明して
するとこれまたこのスタッフさんが良い人だった!!

仕事中なのに一緒にオフィスまで来てくれてドアを叩いてくれ、
でももちろん反応はなくって
そしたら自分の携帯を取り出してオフィスの番号をネットで調べて接客をしながら電話までしてくれた‥!!


でもお店もなかなか忙しそうで、
申し訳なく思った私はオフィスの周りを見てくるよと言って一度cafeを後にした。
cafeのお姉さんは、週末でもここはバスストップの場所だから人は必ず居てると言っていた。


その小さなビルを出て、広い駐車場辺りをキョロキョロしていると
男性2人がタバコを吸っているのを見つけ、駆け寄った!!

近づいていくと制服がバスの制服であることに気づきやっと見つけたー!と足取りもより早くなって男性達の前まで行ったもんだから、その人たちは自分に向かって笑顔で走ってくる変なアジア人の私の事が相当怖かったと思う。

そこでまた、事情を説明して
やっと!!
オフィスに入り携帯を手にする事が出来た!!!!!

案内してくれたその男性とハイタッチを交わして🤚
cafeに戻ってお姉さんにありがとうって伝えて、申し訳なかったのとお腹がペコペコだった事もあってそのcafeで紅茶とスコーンを注文して食べて帰らせてもらった。




紅茶を飲みながら
幼い頃、1人で初めて電車に乗れたときのそんな新鮮な気持ちを思い出していた。
今日1日はその気持ちとすごーく似ていた気がする。

これが日本だったら、面倒なことをしてしまったなぁ、1日を無駄に使ったって思ってたに違いないけど

海外で拙いながら英語で全部伝えて携帯を取り戻すことが出来たことがすごーく嬉しかった。
しかも何より頼りになる携帯なしに。
英語を調べる事も出来ないし、もし道が間違っていても頼れるGoogleもない、
そんな状況で楽しく、
色んな人に助けてもらいながら、
色んな人に出会いながらのこの半日は
すごーく充実していて、良い経験になった。
途中、言葉すら交わせないおじさんとでさえコミュニケーションを取れた時、
本当に心があったかくなった。

携帯をバスに忘れて良かった。

ニュージーランドを嫌いになりかけていた私に、改めてこの場所の良さを思い出させてくれた1日だった