3人目の子供を
妊娠したと
友人が
日記に綴ってあった。

すごく
喜ばしいこと。

なのに

まだ
『おめでとう』
が言えないでいる。





もうずいぶん前になる。

私は
2回流産をした。

1回目は
結婚してすぐ。
2回目は
息子が幼稚園の年長のとき。

どちらも
早期での流産だったので
私のことを責める人は
誰もいなかったけれど

悲しみと

産んであげられなかった罪悪感は

今も変わらず
ふと涙が溢れてくることがある。



友人に
2人目、3人目の
妊娠を報告してもらうたび

嬉しい

と思う反面

自分のふがいなさに
押し潰されそうになって

きちんと
『おめでとう』を
伝えられずにいる私。


そんな自分に
自己嫌悪を感じ

友人に
卑屈になっているように
見られるんじゃないかと
落ち込んだりする。


こんなに
嬉しいのに
言葉にして伝えられないのが
もどかしい。




息子が
1人
いるだけで

どんなにありがたいことか。
どんなに幸せなことか。

それを知っている
私だからこそ言える

『おめでとう』

がきっとあるはずだよね。


彼女に
きちんと言おう
『おめでとう』の言葉を。




私の弱音
聞いてくれて
ありがとう。

ここで
皆に聞いてもらったから
大丈夫。

これからは
もう
悩んだりしないよ。