こんにちは。
またベートーベン、またソナタのお話ですが、日本語で紹介したいとずっと思っていたコンテンツだったので、今回ご紹介することにしました。
ピアニストのアンドラーシュ・シフさんが、ベートーベン ・ソナタ全曲の連続演奏会をされた時、ロンドンのウィグモア・ホールでレクチャー・リサイタル(演奏しながらの講義)も同時にされました。
それが全て録音され、ウィグモア・ホールのウェブサイトに掲載されています。
アンドラーシュ・シフ ベートーベン レクチャー・リサイタル ポドキャスト
私は、シフさんのベートーベン・ソナタ連続演奏会をロサンゼルスで聴きましたが、彼独特の澄み切った音を通して、感じていることや考えていることがはっきりと伝わってくる演奏で、一瞬一瞬がとても価値のある、味わいのある時間でした。
というわけで、このウィグモア・ホールのレクチャー・リサイタルは、ピアニストにとって本当に貴重な資料だと思います。
私も自分の勉強のために聞きますし、学生にも聞く様に勧めています。
今回、この企画をして良いかホールの方に尋ねたところ、”We would be very happy for you to translate this lectures.” と快諾して頂いたので、記事を書くことにしました。
ちなみにウィグモア・ホールとは、ニューヨークのカーネギーホールの様な場所で、ここで演奏できれば一流の証、というホールです。
Wikipediaの説明は…
アンドラーシュ・シフさんについては、私が説明するまでもありませんが、Wikipediaのリンクをこちらに貼っておきます。
次回から、ソナタ第21番 ハ長調 作品53『ヴァルトシュタイン』の講義を訳してお届けします。
もし訳して欲しいソナタがあったらお知らせくださいね。
ではお楽しみに!