Dream story✼D2✼

Dream story✼D2✼

D-BOYSが好きな女子が書いていく不定期ブログです
ちょっとあっくあっくなおおみーゆ

Amebaでブログを始めよう!





「失礼しまーす」


「あ、また、来たか。さぼり魔」


保健室に来たあたしをいきなりさぼり魔と呼んだのは養護教員の綾崎先生
通称、あやちゃん
一応女の先生で、あたし以外の生徒からは優しいと評判である。


「別にサボりじゃない、偏頭痛がする」


「あら、なら熱計さい」


そういって体温計を手渡された。


数秒してピピピと情けない音がした。
あたしの平熱は35,8度

体温計の数値は…?


「…先生、36,8度だって」


「マジで?笑 あんなにしちゃ高いね」


あやちゃんはあたしのとこに来てオデコを触る。

「本当だ、ちょっと熱っぽいかもね」

「定位置行ってくる」


「あんた、授業は?」


「この高校すばらしいことに、授業でなくてもテストさえ取れれば単位も進級も」


「できるんだったね。毛布いる?」



「もらっとく。」


あやちゃんはあたしに「はい、いつもの」って言って水色のフワフワした毛布を寄越してきた。
この毛布、なんか安心するんだよね…。


「愛実、あたし仕事でちょっと保健室からも出るけどやましいことすんなよー」


「しないわ笑笑 いってらー」


あやちゃんの小さな溜息とドアの閉まる音が聞こえた。
あたしはこっそり持ってきた音楽プレーヤーをいじる。
さて、何を聞こうか。











…選ぶのめんどくさい笑笑
いーや、適当にシャッフルで聞こう。



そう想って流れた最初の曲は私が唯一聞くボカロ曲の再教育だった。

助けてくれの声を孤独の盾で塞いだ


ボカろなんて興味がなかったけど、これだけは何度も何度も聞いた。
過去のあたしみたい、って嘲笑してしまうけど、でも聞いてしまう
どうやら、あたしには依存症の兆候があるようです笑




あたしの定位置であるベットからは外が見える。外から何とも言えない5月の木漏れ日が入ってくる
これは昼寝日より。































…どうやら本当に寝てたみたい。
あれから1時間。
もちろん、音楽プレーヤーから流れる歌はさっきのと違う。

あやちゃん戻ってきてないのかな、
人の気配しないし、まだ仕事かな。


「失礼しまーす」

誰かが保健室に入ってきたみたいだ。
生徒かな?
面倒くさいから出ないけど。




「西川さんいますか?」



んん?この声、あの教育実習生じゃん?


あたしは急いで、でも音はたてないように音楽プレーヤーを布団の下に隠した。


教育実習生の影がカーテン越しに見えた。





「西川さん?大丈夫?入るね」


1言断って教育実習生は中に入ってきた


「頭痛大丈夫?熱は?」


「あなたのお世話になりませんので大丈夫です。戻って頂いてかまいません 」


「もう一回熱計ってみよう」

「もう大丈夫ですから、放っておいてください」


あたしは避け続けるけど、教育実習生はあたしの目をジッと見てくる。
まるで、心の中の思い、眼の奥の感情を読み取るように…

あたしはその目に耐えられなくなり目を凝らす。


早く、あやちゃん戻ってきて



「一応、計ろ?」

「あ、近江先生、何してるんですか?」





グッドタイミング
ちょうどあやちゃんが戻ってきた。


「熱測ってもらおうと思って…」


「あら、西川さん計りなさいよ」


あやちゃんに言われ、あたしは渋々体温計を受け取った。

またしばらくしてピピピと情けない音がした。



「36,9度」


「平熱だね」


何も知らない教育実習生
知ったかぶりすんなよ、



「近江先生、この頃平熱が35,8度なんです。この子からしたら36,9度は微熱です笑」

あやちゃんがすかさずフォローしてくれた。


「そうなんですか…西川さん早退する?」


「いいです。保健室にいるんで」


そう言った私の目を教育実習生がまたさっきみたいに何もかも透かすように見てくる。




あたし、この人嫌いだ。







Candyからの投稿