母親が倒れた時は知らされませんでした。

ワタシの仕事を邪魔しちゃいけないと止められたとのことでした。

幸い大事にはならず、すぐ退院し、後から笑い話のように聞かされたのです。

もちろん笑えなかったけれど、多少の怒り(疎外感から?)と安堵した記憶があります。



そして一昨日、父が倒れるのを見てしまいました。

夜中にキッチンでの物音が気になって、見に出たら父が倒れていたのです。

ほんの一瞬でしたが意識が飛んでいたようで、すぐには動けなかった父。

その後一度立ち上がったら、またぐらついて倒れました。


意識はあり、本人が貧血だと言って救急車を呼ぶのを止められたのですが…。


ショックでした。

一晩経った今もまだ。

病気の可能性なんかを勝手に心配しています。

とにかく検査に行ってもらわないと。


まだ仕事も現役だし、健康に自信を持ってた父だけに、ワタシも「まさか」との思いです。

でも、よく考えたらもう父は還暦を過ぎていて、何があってもおかしくないんだなって。


初めて父の弱い場面を目の当たりにし、よろける父の身体を支えてみて、父がこんなにも細く小さくなっていることに気付きました。


大きくて強かった父はもう過去なんだなって。

当たり前の現実に、やっと気付いたショックも小さくありません。


ワタシは父の強さを過信していたんですね。

多分、父も。


老い、は避けられないことだけれど。

願わくば、父と母にはいつまでも元気で平穏に。

娘心に祈っています。




まだまだ親孝行し足りないよ。

特に父には全然してない。

ワタシは父に何をしてあげられるんでしょうか。


そんなことを考え始めています。