本日も数ある記事の中から 私のブログに目を留めていただき、ありがとうございます✨
昨日、読みかけにしていた 村上春樹さんの短編集『女のいない男たち』から、 『木野』という作品を読み終えました。
この物語の主人公・木野は、 ある日突然、妻の不貞現場を目撃するという 「決定的な喪失」を経験します。
普通なら怒り狂ったり、泣き崩れたりしそうな場面。
けれど彼は、その場を静かに立ち去り、淡々と現実を受け入れるんです。
すべてをリセットしてバーの店主となり、 「スマートな大人」として新しい生活をスタートさせる木野。
そんな彼が、物語の終盤。 逃げるように辿り着いた地方のホテルで、ようやく気づくのです。
「傷つくべきときに十分に傷つかなかったんだ」
この一文を読んだ瞬間、 胸がギュッとなるような感覚がありました。
「あぁ、大なり小なり、こういう『痩せ我慢』ってあるよな」って。
理不尽なことや悲しい裏切りがあっても、 仕方のないことだから と論理的に自分を納得させて、 心の奥の暗い箱に感情を閉じ込めてしまう。
そんな経験、みなさんにもありませんか❓
けれど、閉じ込めた感情は消えてなくなるわけではありません。
ただ行き場を失って、私たちの身体の中に蓄積されていく……。
-
原因不明のだるさ
-
重い頭痛
-
眠れない夜
「自律神経の乱れ」という言葉で片付けられがちな不調も、 実は「心からのサイン」かもしれません。
心で「大丈夫」と嘘をついても、身体は嘘をつけないんですよね。
改めて、頑張りすぎないこと。 「今、自分は傷ついているんだな」と認めてあげること。
そんな自分を癒し、労わり、赦(ゆる)す。
その大切さを、木野の孤独が教えてくれた気がします。
日々忙しく過ごす中で、 こうした自分の本当の心を置いてけぼりにしないよう、 大切に過ごしていきたいなと思いました。
本日もお読みいただき、ありがとうございました🌿
