毎朝、トレーニングもかねて1時間ほど歩いて出勤している。

その道々、真ん中あたりにウオーキングする爺さんがいて、ビミョーに私より遅い。10メートルくらいで追いついた。ところが追いついた途端、急に爺さんが張り合ってきたんである。は????である。それからしばらく並んで歩いた。私はいつものスピードだったけど、爺さんは明らかに速足で必死。ほどなく、行く道が違うので別れたけど「今のは何だったんだ・・・?」と首を傾げた。2,3日して、また前方に件の爺さん発見。また、追いつく。そしたら、また爺さんは張り合って速足。またか・・と思い、私は走ってやりすごした。でまた2,3日して、爺さん前方に。やっぱり並ぶ。そしたら、なんと「また競争しますか」だって!不信感爆発。「なんでそんなに競争したいんですか」と問うと、「あんただって覚えとるやないか」ミョーな答えが返ってきた。言い合いになってもいけないので、そのまま私は速足で逃げた。

その日からはあの爺さんには会っていない。

私が全力で歩いているのは、昨日の自分と競争しているにすぎない。昨日と同じに歩けているか、よしんばもっと速く歩けただろうか。それがモチベーションである。ほかの人は関係ない。まあ、私より速く歩いている人がいれば、腕の振りとか歩幅とか足の運びの様子とか見て、自分のスピードアップにつなげるのみ。張り合って歩こうなんて思わない。

なのに、あんなふうに張り合われたら、心安らかに歩けない。

自分より速いのは許せんのだろうか、あの爺さん。ウツボみたいな気色の悪い顔に見えた。ぎろっと睨んできた。嫌だった。

あの爺さんの日常は楽しいのだろうか。私はあんな爺さんの近くにはいたくない。とにかく、理解不能。

次、遭遇したらどうしよう、と思う。どうするか決めかねている。

なんにしても、迷惑な人だ。

私の楽しいウオーキングタイムを邪魔するな。爆弾