何か悪いことが起きたら

何か不満な気持ちが湧いてきたら

何か辛い目にあったら










それを振り切るかのように

ポジティブ変換をしがち。






→でもこれは良いメッセージなのかも!キラキラ

でもこれは後々プラスになるかも!キラキラ

でもこれは私への教訓なのかも!キラキラ







みたいに。







あぁやりがち。







でもさ、



去年の夏



ネガティブになった
その気持ちは
一旦受け止めて
良いんじゃないかな、


と思ったことがあった。







あることが起こって



夫とふたりしてちょっと落ち込んでた。







夫はとてもナイーブな性質なので



こういうとき結構ズドンと落ち込みがち。







ふたりしてその空気になると




なんだかなにもかもが
うまく行かなくなっちゃうような気がしてくる。




それに耐えかねた私が


空気を切り替えよう!みたいに




「でもさ、これはある意味吉兆なのかもよ〜照れ





とお気楽な感じで
雰囲気を和らげようとしたら






その発言を察知した夫が




「今はやめて」




とポツリと

でもキッパリと

言った。








そのとき はっとしたんだ〜







あー、落ち込みたいよね。


それが自然だよね。


ここで落ち込まないなんて
自分の気持ちの置き去りも
良いとこだよね。


いまは落ちるとこまで
落ち切りたいよね。


そりゃそうだ。


ごめんね。




と思った。






どんな気持ちでも

いちどは

受け止めたいよね。












それからそっと見守ってたら


夫は翌日には勝手に回復していた。









落ち込むための時間や

ポケットみたいな空間が




人には必要だ。









それを急かすように

そこから引きずり出すように




ネガティブがきたら
ポジティブに即変換!



なんて



家族であっても

他人がしてはいけないことだ。




ましてや

自分自身にだって

やってはいけないこと

ナンバーワンだろう。







ネガティブは

ネガティブなままで良いのだ。




ネガティブを

感じたいだけ感じて良いのだ。







それをそのままにするのも

そこから立ち去るのも

それを変えていくのも




すべてはその人に

委ねられていることだから。








私が出来るのは、



お節介をせず


期待もせず



その人を信頼することだけだ。






その人が十分に落ち切って満足して



もうそろそろ

回復したい、手を貸して欲しい


と思ったときにだけ




私に出来ることをするだけだ。







#私のための覚え書き