the street in Kampala, the capital of Uganda



南スーダンのジュバを朝7時発のバスに乗り込みいざウガンダの首都カンパラへ。
・・・と思いきや、乗客同士が車内で喧嘩し始め初っ端から1時間程出発が遅れる。
エチオピアも南スーダンも治安はよく荒っぽい犯罪は少ない国だけれど、ちょっとした事ですぐ熱くなる輩が多くて周辺で喧嘩が絶えない。まぁ私たちに火の粉が飛んでこないからまだ良いけど。しょうがないので席で大人しく爆睡して待つ。

気がついたらバスは走り始めていたものの、なかなかの悪路にスピードがちっとも出ていなくて「これで本当に今日中に着くのか・・」と少々不安に。



ウガンダに晴れて入国 でも雨でボロバス車内は雨漏りし始める・・・


外も雨、車内も雨 そういやウガンダ今雨季でした


雨で悪路が増して泥沼と化し、途中でエンジントラブルも起こりで、カンパラに到着したのは翌日の深夜0時半。。
8時間で着くって言われてたのに、倍の16時間以上かかっての到着となった。宿を探してたどり着いた頃には1時半を回っていのだから、これがまだ治安の良いウガンダで良かった。



翌朝地元の新聞を買う この国の公用語も英語 



ウガンダは戦後まで英国の植民地だったため英語が広く普及している。理由はそれだけではなく、南スーダン同様、部族間で言葉が違うためウガンダ人同士でも英語で会話している場合が多く、日本人からすると不思議な光景。


さすが首都 通りは人でいっぱい


南スーダンから来るとカンパラでも大都会に見える 笑


ハイエースの乗合タクシーが多くて移動には便利 バイクタクシーも多数


ウガンダは元英国首相であるチャーチルが『アフリカの真珠』と褒め称えたほど緑が美しい国とガイドブックにも書かれている上、ジュバの宿で会ったカンパラ出身のお姉さんが「ウガンダはとっても進んでて綺麗なところよ~!」との力説を聞いていたためか、「そこまで綺麗かな・・・真珠には見えない・・」とついつい思ってしまった。
毎度の事だけど、やはり期待値を上げすぎて来るのは禁物ですね。『一見は百聞にしかず』です。まっインドに比べればすこぶる綺麗なんだけど笑



朝食に食べたウガンダの郷土料理 カトゴ・ビーフ


上記の地元料理に使われている白っぽく長いものはバナナ。そう、ウガンダの主食はバナナで、それを焼いたり煮たりして野菜や肉と一緒に食べるのがウガンダ風。南米のエクアドルやコロンビアもそうだったけど、赤道直下にある国はバナナが主食の所が多いよう。
バナナと言っても普段私たちが果物として食べるのとは違い、食用バナナであるため、味はジャガイモとよく似た感じで、これはこれで美味しいです。でも2コも食べると飽きてくる蛋白さではあるけど。

さて、ここウガンダは治安もいいし物価もそこそこ安くて旅しやすいのだけれど、如何せん見所がこれといってない国。野生のゴリラを見に行くツアーとかは有名だけれど、有名すぎて予約が2年先という代物。それに値段も半端ないので行けません。
なのでカンパラから80キロほど離れた所にある赤道直下の国に良くある赤道記念碑を見に行くことに。


ツアーで行くほどでもないので頑張って乗合タクシーで向かうことに


カンパラの街をちょっと出るともう田舎町



そういうところでもバイクタクシーは庶民の足みたいです


郊外にはバナナ畑が広がっていた さすがウガンダの主食だけある



車道横には巨大な蟻塚を沢山見かけた 壊してみたい願望がムクムク



ハイエースの乗合タクシーで揺られること1時間ちょい、「あそこにあるのが赤道記念碑だぞ」とドライバーのおじさんに言われ道端で下ろされた。
その記念碑を見ての第一声は「マジで・・これが?」。それほど簡素な記念碑。



超素朴なウガンダの赤道記念碑



凄いのなんて全然期待してなかったけれど、この素朴感は想像を超えてました。
いやぁ~やっぱ 一見は百聞にしかず です 笑
でもここは我々にとってウガンダ唯一の観光スポットなので2人で楽しむことに。



車道に引かれている赤道ラインを歩いて渡る 左が南半球で右が北半球


この赤道記念碑の後ろには赤道線上でよくされる実験の道具が備え付けられていた。昔学校の理科で習ったと思うけれど、水が容器から抜ける時にできる渦が、北半球では左回転、南半球なら右回転するのが、赤道直下では渦を作ることなく水が抜けていく。



こちらがその実験機 まぁ超シンプルですこれも



折角だし実験やってみようかと大谷氏と話していたら、すぐ目の前の店から素早く店員が出てきて「一度の使用料10,000シリングだよ。やってみる?」と言ってきた。
なんだ金取るんかい・・・んじゃいいや、とやめる。エクアドルでそれに似たの見てるし。



そこの店は赤道ラインが店内まで引かれていた 私がいる側は北半球


店内にはアフリカンな土産物がいっぱい


でも荷物になりすぎるから買えないなぁ~


戻りも乗合タク ウガンダの田舎は真珠じゃないにしても緑は抜群に綺麗


ようやく戻ってきたカンパラ市内 交通量の割りには空気は綺麗で有り難し


ランチに地元の食堂へ


ボリューウム万点のチップ&ビーフ ウガンダも基本肉食で私の胃と相性◎


忘れてはいけないウガンダで一番よく飲んだナイルビール 70円なり


ウガンダ滞在最終日、夜行バスの出発時間まで時間があったので、中心街から少し離れたところにあるシェラトン・ホテルの公園に出かけた。
ここにはハゲコウと呼ばれる巨大鳥をよく見かける場所と聞き来てみたのだけど、来てみてビックリ、ペリカン並みの大きな鳥が園内をのっそのっそと5,6羽歩き回っていた。



この写真じゃ伝わらないけど・・かなりのデカさでした


姿も大きさもペリカンによく似ているのだけれど、違いといえばペリカンは下クチバシに大きな袋が付いているのに対し、ハゲコウは喉元に大きなコブのように袋が垂れ下がってついていること。羽ばたけば150cm以上にはなろうかって鳥がばっさっばっさ頭上を飛んでいくのを見るのは壮観でもありちょっと気味悪くもありましたが。

そうそう、この日別行動を取った大谷氏はカンパラ郊外にある世界遺産にも登録されている元ブガンダ王国の王様のお墓を見学しに行ったのだけれど、お墓は2年ほど前に全焼・消失している上、焼け残った土台だけの場所にも関わらず入場料とガイド料で2万ポンド(約7,8米ドル)も取られたそう。さすがツイていな男と自ら誇るだけあって今回もなかなかのツキの無さを披露してくれました。

次はいよいよケニア。サファリやマサイ族が待っている!