Palolem Beach in Goa



ゴア。この地名は日本人には然程馴染みが薄いけれど、欧米人の中では(特にヒッピー系の人たちには)インドといえばゴア、と言うほど絶大な人気を誇っている場所。と言うのもここゴア州はアラビア海に面した綺麗なビーチが数多くあるのも然る事ながら、ここは酒税がないためお酒の価格が他の州の半分以下とべらぼうに安いのが大きな理由。

物価の安いインドでありながら飲酒を好まないヒンデュー教やイスラム教のお陰で酒代だけはかさんでいた私にとってもゴアは素敵な場所となったのは言うまでもない。蛇足です。

ゴアで最初に向ったのは州の南端にあるパロレム・ビーチ。ここではビーチ近くの民宿に泊まり、着いた早朝から海で一泳ぎした後、浜辺にあるレストランでゆっくりブランチと決め込んだ。周りは西洋人だらけでバルカラ同様、ここもインドであってインドじゃない雰囲気。男女ともかなりセクシーな水着を着て長い砂浜を歩いている様を見ていると一瞬インドに来てる事を忘れそうになったほど。


宿周辺はヤシの木林に囲まれていていかにも南国ちっく


カフェの目の前はビーチ 朝からビール飲んでても気が引ける事もなし



パロレム・ビーチのあとはゴアの州都パナジへ。この街は始め中継地ぐらいに考えていたのだけど着てみたらポルトガル風の建物が多く残るオシャレな街で、食べ物も美味しく見るところも多かったので結局2泊することに。


南欧の街並みを彷彿させる街角


パナジ市民の台所 魚市場 活気がありましたー


枡一杯のアサリが20ルピー(35円) キッチンあったら味噌汁作るのに・・



夜はサンセット・クルーズに乗りこみマンドヴィー川を遊覧。


船の上からみた夕日 ゴアってホント南国感じさせます


マンドヴィー川から見るパナジの夜景もインドではない異国情緒が漂ってた



パナジを特徴づけるものにクリスチャン人口の多さがある。約400年間ポルトガルに占領されていた間に洗礼を受けたインド人が今だ多く暮らしていて、街の中心には立派な教会が建てられていて通りすがりにお祈りをしていく地元の人を多く見かけた。


街の中心地に立つカトリック系の教会


そして他のところよりクリスチャンが多いと言う事は、海外からの旅行者にも意外な恩恵を与えてくれていた。それは牛肉や豚肉を提供するレストランが多くあったこと!
これには私もミヨンも大感激。久しぶりに食べた豚肉の煮込み料理には胃を鷲づかみにされましたー

さて、ゴアで最後に向ったのは北端に位置するアンジュナ・ビーチ。
こちらは思っていたより静かでのんびりしていて、岩の多いビーチを見下ろすように岸壁に土産物屋やレストランが軒を並べていて、雰囲気はなんと言うか、バルカラをインド人観光客向けにした感じだった。


バス停の直ぐ横がもう海


海岸には毎日インド人観光客が沢山きていて皆記念撮影していた


赤土が今までのビーチとは違う味を出してました


南国ですねー でもこの店の料理は胃が受け付けなかった・・



ここではココナッツを原料とした地元ゴアのお酒・フェにを飲んでみたのだけど、味はと言うと何かの薬のようだった・・ しかもこのフェニと私の胃は相性が悪かったらしく、次の日の昼過ぎまで胃の調子がおかしかった。。酒に貴賎はなし、と言うのが私のモットーだったけど、このフェニは駄目でした。残念。

そんなこんなで意外とあっさりゴアを通り抜け、次は西インド最大の街ムンバイ(旧名ボンベイ)です。


「パスポートなくしました!見つけてください!」の張り紙
他人事ではない。。アレクサンダーさん、見つけられたんだろうか?