The View from the outside of Hampi 



コーチンから夜行列車でまずカルナーカタ州の州都バンガロールへ向い、そこからその日のうちに今度は夜行バスに乗り換え二日掛かりでハンピまで辿り着く。ここハンピは14世紀から15世紀にかけて南インドで繁栄したヒンデュー王朝ヴァジャヤナガル王国の都だった場所で今も町の周辺には多くのヒンドュー寺院の遺跡が残っている。


トゥンガバドラー川 地元の人にとっては沐浴場兼洗濯場所 


ひとまず宿にチェックインし、少し休んだ後ミヨンと近くの河川へ散策に出かけたら川の畔でインド人家族がランチピクニックしていた。その食事をミヨンが覗いた事がきっかけで彼らのご飯をおすそ分けしてもらえる事に。ザ・インドの家庭料理という感じの献立で、ご飯や芋の炊いたもの、豆やら香辛料を混ぜ佃煮っぽいものを紙の上に色々のせて出してくれたのだけど、見た目以上にボリュームがあって私は食べきるのが精一杯。でもなんとか食べ終わったあともお菓子やら果物やらが次から次へと出てきて私のチェンナイ以来縮んでしまっていた胃の皮を伸ばしてもらえたと思う。


近くにいた修行者の人達も一緒にランチに招かれ食事後皆で記念撮影



ヒンデュー教徒が額につけるラバンシールをおでこに張ってもらう


その後彼女達と一緒にハンピ最古のヴィルバークシャ寺院へ参拝。


テンデュー教の塔門・ゴープラムはいつみても超巨大


ゴープラムには細かい彫刻がいっぱい施されてます


寺院内にはゾウさんがいて鼻にお賽銭を渡すとゾウさんは一先ずそのコインをゾウ使いのおじさんに渡し、その後賽銭をあげた人の頭を鼻で撫でてくれる。もちろん私も挑戦したのだけど、さすがお鼻も大きいだけあって軽く頭に触れただけでずっしりとした重量感を頭と首で感じましたー


何だかお説教されてるような図だけど頭撫でられてるんですよ、一応


参拝が終わった後は夕日を見にクリシュナ寺院遺跡へ。


不思議な空間が広がるクリシュナ寺院跡


こからもヴィルバークシャ寺院の塔門はよく見える



その寺院跡にある岩山の上から見たハンピ周辺の景色は以外にも緑が多く、巨岩群と水田やヤシの木林のコラボした景色には「今まで周ったインドの中でここが一番キレイ」と言うミヨンの言葉に素直にうなずける気がした。


水田の周辺には花も咲いてて幻想的でした


翌日はスクーターをレンタルしてハンピ郊外の遺跡群を周る事に。はじめは一台だけ借り一応免許を持っている私が運転しミヨンを後ろに乗せて2ケツで行こうと思っていたのだけど、久しぶりのしかも道の悪いインドで誰かを後ろに乗せて走るのは不安が大きすぎたので、結局一台づつ借りることにし、ミヨンのバイクには専用ドライバーとしてレンタルバイク屋で働いていたインド人の兄ちゃんソテゥをガイド兼ドライバーとして雇う事に。


出発前に記念撮影用のエセ・バラモンのおじさん達と記念撮影


久しぶりのバイク 走ってる時の風がめっちゃ気持ちよかった!!


下がイスラム式、2階がヒンドュー式の建築物 色合いがオシャレ


エレファント・テンプル 名前のごとく昔は王様のゾウの家だったそう


クウィーンズ・バスの遺跡前ではインド人観光客に囲まれとっかえひっかえ写真を撮られた。女子ライダーが珍しかったのだろうか・・?バイクからなかなか降りられなかったです。。




トゥンガバドラー川をバイクごと渡るため渡し舟を待ってるところ

トゥンガバドラー川を渡った向こう側の田園風景の中をバイクで走るのは本当に気持ちよくって、大げさではなく何だか自分がどこかの桃源郷の中に紛れ込んでいるんじゃないかと思ったほどでした。


モンキー・テンプルの境内からの景色


真下から吹き上げてくる風が気持ちよかったです


モンキー・テンプルの名に恥じず境内には沢山の猿がいた


この日は日没まで一日かけてバイクで遺跡や寺院を周ったのだけど、日・韓・印の3人でのツーリングはすごく楽しく、一日笑って過ごせました。ツーリングがこんなに楽しかったなんて久しぶりに思い出さされました。

今後の旅先でもまた必ずレンタルバイクしよう!と誓った
ハンピ滞在でした。

次はポルトガル占領時代の名残が強く残るゴアからです。