TAXCO


タスコ。昔はゴールドラッシュならずシルバーラッシュで沸いた所であり、いまだ当時の名残が漂う高原の町。太平洋側のアカプルコからバスで4時間走ると熱帯気候からすっかりカラッと乾燥した高地の気候に早変わりした。この日中日差しが射しているときは暑いぐらいでも朝晩はぐっと涼しくなる気候は夜が寝やすくって嬉しい限り。んでもって乾燥しているため洗濯物も乾きやすく旅する者にとっては本当に有難い。

メキシコは他の中米の国々を合わせたよりも国土が広い分、行く先々で気候が変わって驚かされる事が多い。でも今のところどこに行ってもメキシコは親切で気さくな人が多い上、食事が美味しいのだから旅するにはこんなに恵まれている国はないんじゃないかと思う。今まで回った国の中でもトップクラスなのは間違いです。心配していた治安の面も今のところ大丈夫だし。


まぁ そんなことはひとまず置いといて、ここタスコの町並みは銀鉱脈で潤っていたときに建造された豪華な教会や庭園、そして狭い坂道に連なるコロニアル風の家々が特徴。


 

正直またコロニアル・・という気持ちはあったものの傾斜がある町って歩くのは大変だけど、見晴らしが良くって散策し甲斐があった。



メルカド(市場)も狭い坂道に所狭しと商品や食料が売られていて、立ち止まって品物を見ていると後から来た人が道を通れないほどのところも多々あった。




上はメルカドの安食堂で食べた庶民的なスープ。具はトウモロコシの実、鶏のササミ、油揚げとアボガド。ダシがよく出てて油揚げとの相性がバッチリで見た目より10倍は美味しかったです。120円なり。




タスコの中心 サンタプリスカ教会。中も外も豪華だったけど、私が気になったのは壁に掘り込まれていた天使。どうみてもオヤジにしか見えなかったです、私には。




メキシコの独立記念日間近とあって町中メキシコカラーの旗だらけ。お巡りさん(もしくは軍人さん)達も当日のセレモニーに向け予行練習してました。




タスコは夜のライトアップも綺麗だったのだけど、メキシコの国旗をあしらったライトアップって色合いが色合いだけになんだかクリスマス気分にさせられた。


そしてせっかくタスコに来たのだからと町中至る所にある銀製品のお店で自分のお土産用にリングを購入。なかなか気に入るデザインが見つからず3時間ほど探し回り、急な坂道のアップダウンで足腰を鍛えられた気がした、そんなタスコ滞在でした。

次はいよいよ首都メキシコシティです。