雨の多かったサンクリストバルからオアハカへ夜行バスで移動するとそこは湿度の低いカラッとした天気。暑くもなく寒くもない気候でメキシコに入ってから一番の過ごしやすさですぐさまこの街が気に入ったほど。
やはり気候や天気って旅や居心地にもろ影響するものですね。再確認しまくりました。
翌日には近郊にある中央アメリカ最古の遺跡であるモンテ・アルバンへ。ここはサポテコ人が山頂を平坦にして作った祭壇跡で遺跡の上からは真下に広がるオアハカの街が見下ろせなかなかの絶景。
この遺跡は平坦な大地に囲まれた山の上にあるために高い祭壇跡から周りを見渡すと遺跡自体が空に浮いているように錯覚させられて不思議な感じを与える場所だった。人から又聞きしたところによるとメキシコ一のパワースポットらしいのだけど、ここからの景色を見るとそれも納得できた。
オアハカ近郊にはもう一つ遺跡があると聞いたので折角と思い出掛ける。
この周辺はボテンだらけで、そういえばメキシコ入って初めてサボテンを沢山見かけた。熱帯気候のユカタン半島と雨が多いサンクリ周辺を越え、やっとメキシコらしい風景が広がってきた感じ。
その後エルトゥーレと言う街にアメリカ大陸最大と知られるウエウエテの木(イトスギの一種)を見に行った。これは思っていた以上に大きく、隣に立っている教会がおもちゃに見えるぐらいでした。
オアハカ市内の観光の目玉は中米一の壮麗さを誇るサントドミンゴ教会。こちらは世界文化遺産に登録されているオアハカの歴史地区のシンボル的存在でもあると同時にメキシコ人の厳粛な祈りの場所でもあり、教会にあきあきしている私でも久しぶりにその壮麗さに心動いたほどでした。
オアハカにも迷子になるほどの巨大なメルカドがあり地元民がごった返す中、インディヘナのおばちゃん達にまざって毎日自炊のための買い物をするのが日課であり楽しみでもあった。
宿も快適だったため、あーだこーだと4泊もしてしまったオアハカ。次はアカプルコへ移動です。