ベリーズのキーカーカーを出たあと船のバスを乗り継ぎいざメキシコへ。
メキシコ国境の町チェトゥマルで一泊したあとカンクンへやって来た。
メキシコにはかれこれ10年以上も前に一度来た事があったけれど、その時はアメリカに比べホテルを一歩出ると発展途上国といった印象が否めなかった。しかし今回訪れたメキシコの印象はすっかり経済国家と呼ぶにふさわしい発展ぶりで驚いた。
多分、ニカラグアからグアテマラにかけて東南アジアを思い起こさせるようなゴチャゴチャした国を回った後だっただけに余計そう感じたのかもしれないけど、それでもモノやサービス面でのクオリティーの高さは目を見張るほど。カンクンがリゾート地と言うのも多分にあったのだろうけど。
さて、ここカンクンに来たのは世界最大と言われる魚類であるジンベイザメの群れを見るため。通常ジンベイザメは単独で行動しているのだけど、この時期だけはカンクン沖に群れで現れ、海面に大量発生しているプランクトンやオキアミを食べに来るのだそう。
中型小型のサメはタイやガラパゴスなどで沢山見てきたけど、ジンベイザメみたいな大物は見た事なかったので、行って見なきゃ損と思いカンクンに着いた翌日にはジンベイザメと泳ぐシュノーケリングツアーが出ている港に向かった。
現地でボートの船長やガイドと直接交渉し、いざジンベイサメが待つ沖に出発。
この日は100頭近くの群れを見つけ、その中にガイドと共に飛び込みお食事中の彼らの横を泳ぐのだけど、視力があまり良くないジンベイザメは人に気づかずぐんぐん向かってくるのもいてスリル満天。
コバンザメの中には間違って人にくっ付いて来る奴らもいて私も引っ付かれてしまいあのザラッとした感触を味わうはめに。まぁ自分もコバンザメ状態でジンベイにくっついてってるので文句を言えた義理ではないのだけれど。
2,3時間ほど海面で食事をした後、彼らは散っていき海中へ去っていった。この旅で沢山の素晴らしい経験をしてきたけど、このジンベイザメを間近に見れた今回の経験はトップ3に入るんじゃないかと思う。それぐらい感動を与えてくれた彼らに感謝。ホントお食事中お邪魔して申し訳なかったけれど。。
ジンベイを見た後はカンクンに程近い島 イスラ・ムヘーレスのビーチでランチ。サンドウィッチにセビッチェそしてジュースにビールの見放題。これ全て込みで6千円なのだから安いとしか言いようがない。
ジンベイザメを2日連続で見に行ったあとは、これと言って何もせずカンクンでは(カンクンでも、と言うべきか・・)のんびりしていた。居心地の良い宿だったため1週間などあっという間に経過。
さてそろそろ次の町へ動き出さなければ、と思う今日この頃です。