のんびりアンティグアで骨休めした後に向かった先はマヤ文明最大の神殿都市遺跡であるティカル遺跡。

この遺跡は現在、グアテマラの広大な熱帯性ジャングルに埋もれたようになっているが、紀元後300年から800年頃まではここ一帯のマヤ都市を従える大祭祀センターとして栄えていたそう。10世紀以降は他のマヤ都市同様、急激な衰退により住人がいなり無人と化した都市は17世紀後半にやって来たスペイン人宣教師によって発見されるまで700年近くジャングルに埋もれこの地に眠っていたのだという。
何故高度な文明を持ったマヤ都市が急激な衰退をたどったのか、何故住人全てがこの地から立ち去ってしまったのか、諸説は沢山あるものの未だ謎らしい。

海こえ山こえ国こえて♪
ここにも日本のODAによって研究センターとやらが建設中

海こえ山こえ国こえて♪
広大な敷地内は殆どジャングル その中に高くそびえるマヤの神殿

海こえ山こえ国こえて♪
みな思い思いに神殿バックにポーズ

海こえ山こえ国こえて♪
巨大な神殿郡

海こえ山こえ国こえて♪

海こえ山こえ国こえて♪
神殿の上へと登る階段は物凄く急な坂 ほぼ梯子状態

蒸し暑いジャングルの中に点在する巨大な神殿跡を歩いて見て回るうちに、案外この強大な自然の力に人間は抵抗する力を使い果たして、もっと住みやすい地に移っていたのではないかと安易な考えが浮かんできた。それほどここの自然は力強く圧倒されるものを持っていた。蚊や蟻も恐ろしいほどいたし(私はこれだけでも他の地に移りたくなっただろう・・)。

神秘的であり摩訶不思議な空間、それがこのティカル遺跡の醍醐味でした。


ティカル遺跡に行くために最寄の(と言っても60キロ離れている)町、フローレスに何日か滞在していたのだけど、アンティグア同様、この町も居心地がよく3泊ものんびりとしてしまった。

海こえ山こえ国こえて♪
フローレスの高台からの眺め

海こえ山こえ国こえて♪
ビール付きのこのセットで200円 安くて美味くてお腹いっぱい

グアテマラ、物価安いし人も穏やかなのでバックパッカーを沈没させる(長居させる)魔力を秘めた国でした。

次はカリブ海に面した国ベリーズに向かいます。