海こえ山こえ国こえて♪


アルゼンチンのエルカラファテから30時間近くかけ、やっと着いた地、バリローチェ。
ここはパタゴニア北部で周りに標高の高い山々に囲まれ、夏はトレッキング、冬はスキーリゾートになる日本の軽井沢的なところ。そのため宿代もブエノスより高めで安宿の空きも少ないと聞いていたので着く前にネットでユースホステルに宿泊予約を取っておいた。その名も「アラスカ・ユースホステル」。

別に名前で選んだわけではなく、ネットでの評判が良かったのでそこにしたのだけれど、実際泊まってみると名前どおりアメリカからの宿泊客が多く、宿では英語、それもアメリカンイングリッシュが飛び交っていた。今までの南米の宿では一度もなかったことなので、最初は本当にアラスカに来てしまったのかと錯覚してしまうほどだった。

海こえ山こえ国こえて♪


宿のことはさておき、この町のはずれにはとても景色がキレイなサイクリングコースがあると聞き、ちょうどそこに出かける所だったコロラド出身のアレックと共に行ってみることに。
そのコースは湖の周辺を周るものでその名も「サーキッド・チコ」。チコと言うのはスペイン語で可愛いという意味なのでワクワク度が上がる。アレックとコース手前にあるレンタルバイク屋でマウンテンバイクを借り、いざスタート。

海こえ山こえ国こえて♪


しかしこの日は最高気温29度の夏日。いくら湿度は低くても直射日光の下、自転車で坂道を登るとなると怒涛の汗が吹きでてくる上、息が上がるのも早い。。 何度か坂道ではチャリを下り押して歩くことに。その分その後に来る下りはものすごく気持ちはいいのだけど。
でもいたる所にヴューポイントがあり、景色を堪能しながらサイクリングできるとあってチコの名に恥じない良いサイクリングコースなのは間違いなかったです。

海こえ山こえ国こえて♪


海こえ山こえ国こえて♪


途中、湖と湖の間にある浅瀬で家族づれが水浴びをしていて、炎天下にやられていた私たちはバイクを放り投げ水際に吸い寄せられた。ホントこの時ほど水着を下に着ていれば!!っと後悔したときはなかったな・・

海こえ山こえ国こえて♪


海こえ山こえ国こえて♪-命の水です
水が冷たく気持ちがいい!


ここで持ってきていたランチを取った後、残り半分を完走。
計15キロを走ったことになるけれど、暑さを除けば天気も良く、道もそれなりに整備されていてとても楽しいサイクリングとなった。

海こえ山こえ国こえて♪-サーキッド・チコ


しかし、チャリってただ歩くのとは又違う筋肉を使うのだなぁと改めて実感した日でした。チャリで世界一周している人たちってホント逞しいですね。
自分にも挑戦できる日がいつの日か来るのだろうか・・・