海こえ山こえ国こえて♪


コルドバからバスに揺られて5時間半、今回の旅で二度目となるマドリッドに到着。

この街は日本のガイドブックには何かと治安の悪さを羅列されていて、私が読んだひとつには世界三大危険観光地(1 ケニアのナイロビ、2 ジャマイカのキングストン)に挙げられていて最初はかなり緊張して入ったものだけど、二度目になると街の感じも分かっているし、それ以上にガイドブックに書かれているほど治安は悪くないのです。オシャレだし物価もそんなに高くないし、その上ごみごみしていないので街歩きしていて楽しいとても街。

さて、そんな街で今回は前回時間の問題で行けなかった美術館巡りに出かけてきた。
スペインといったらやはりピカソやダリに代表される近代画。もうヨーロッパを3ヶ月周ったら教会や美術館で嫌ってほど宗教画は見るので、これ以上それら近代以前の絵を見たいとは思わなくなるのだけど、近代から現代の個性が強くでている絵は(超個人的だけど・・私からすると)絵らしくって見ていて楽しいです。

$海こえ山こえ国こえて♪
巨匠ピカソが描いたら母子もこうなるんですね


が、念願叶って生ハムを食べれまくれるスペインでハムを肴に毎日ビールやワインを飲み続けたのが悪かったのか、お腹が下がってきて広い館内から好きな画家の絵を探しつつトイレ探しにも余念を許さず大変でした・・(涙)
あ、釈明ではないけれど、スペインではみな昼真っ赤らどうどうとバル(バーや居酒屋みたいな店)でビールやワインをひっかけていくので、罪悪感なくついつい飲んでしまうのです。

海こえ山こえ国こえて♪


しかしスペインとモロッコ、フェリーで約40分という近さなのに宗教の違いだけでここまで日々の習慣ががらっと違うとは・・宗教に疎い日本人としては恐れ入る。
日本の宗教は仏教にしろ神道にしろお酒には厳しいところか、どちらかと言うとは寛大でお神酒や般若湯があるぐらい適度に飲めば良いものとされてる風習があるので私にとっては本当に有難い限り。

外に出て母国の良さ(今はたまたまお酒についてだけど)をかみ締める、今日この頃です。

明日はいよいよ南米アルゼンチンに向け出発。楽しみ大半、まだ覚え切れてないスペイン語に一抹の不安を感じながら今日は早く寝て明日に備えます。