2010年11月24日-26日

エラン一家と別れ、イスラエル南部の国境からヨルダンに戻る。またヨルダンに戻ってきたのはこの国を一躍有名にした遺跡、ペトラを見に行くため。インディー・ジョーンズの映画にも使われたこの遺跡は、規模が大きく良い状態で残っているにもかかわらず、未だ9割以上の謎が解明されずにいるらしい。
さて、エランの家を出てからは、久しぶりの一人旅。一人の良さを満喫しようと着いた次の日ひと気が少ないのを狙って早朝に遺跡に向かったのだけど、途中宿が一緒だったアメリカ人のチェンとスペイン人のホセと会い一緒に周ることに。まぁ旅は道連れです。

海こえ山こえ国こえて♪


最初の大きな遺跡までの道程は切り立った岩の間をぬうように歩いていき、その先が急に開けると同時にドーンと現れるので演出効果がありすぎでホント、インディー・ジョーンズの映画の中に入っている気分に浸れる。早朝行くと人もほとんどいないのでなお更雰囲気があって世界一高い入場料は痛いけど、、でも来てよかったと思えます。

$海こえ山こえ国こえて♪


ホセとチェンと3人でテクテク歩いてペトラ遺跡を見て周りながら、一番奥まった山頂にあるモネストリーと呼ばれている遺跡に向かうのだけどこれがまた遠いのなんの。。しかもペトラは荒野と言うかほぼ砂漠の中にあるので日が昇ってくると暑いし乾燥が半端じゃなくなる。途中寄ってくるラクダやロバ飼いの兄ちゃんたちの「乗ってきなよー 安くしとくよー」の勧誘を振りきり、汗を噴出しつつ結構な坂道を1時間半かけて登る。

$海こえ山こえ国こえて♪


暑さと乾燥はキツイけど、目の前に広がる景色は壮大で、自然と人間が作り出したこのペトラの景観を思う存分に楽しめたかな。(お土産屋の高いコーラとビールを4本飲む羽目になったけどね)

さぁ、肝心なモネストリーですが、一度行くのも大変なので2度も行く人はほぼゼロに近いのだけど、私はその2度も行った超レアな人となった。なぜかと言うと一度目は初日にホセとチェンと行き、2度目は初日に登頂後ペトラでばったり再会したさえこ(アンマンからイスラエルに一緒に行きエルサレムで一緒に滞在した)の道案内人として次の日の早朝にまた行く羽目になったのだ。。1日券しか買ってなかった私にチェンが自分の2日券をくれ、さえこと一緒に行ってあげなよと言って聴かなかったのも大きな理由だけど、そう言われ安受けした私も人が良すぎた…と2度目の登頂途中、何度も思った。
でも2度目も目に焼き付けたモネストリーの景色はペトラ一の景観だったと今でも思う。

海こえ山こえ国こえて♪


しかし、、この2度目の登頂を終えた後、風呂にも入れないまま夜行船に乗りエジプトへ向かうことに急遽予定が変更となる。まったくもって忙しいペトラ滞在となりました。