2010年10月12日-15日

$海こえ山こえ国こえて♪

サラエボから飛行機でエジプトへ行く事となったサリナとモントリオールでの再会を誓い別れ、ウォルターと新たに加わったベルギー人のヘンドリックと共に隣国セルビアの首都ベオグラードに列車で移動。10時間の長旅の末辿り着いたベオグラードは思ってたより都会でびっくり。旧ユーゴの国の中では随一の人口を有しているだけあるなという感じだ。

ここの宿でもマネージャーのお兄ちゃんがウェルカムドリンクだと言って自家製ロキア(今度はセルビア版ウォッカ)を振舞われる。えー頑張ってこれも飲みましたよ。ヘンドリックやセルビア人のマネージャーにも君は僕の日本人女性のイメージを壊す、と言われつつもがっつり飲んでおきました。最近は私が酒を口にする前にウォルターが周りの人に「こいつは俺達が思い抱くような日本人じゃないんだ。よく食べるし良く飲む!」と言いふらすようになった。オランダ人のくせに縦に高いより横に太いウォルターに言われたくないけどね。でも3時間ごときっかりにお腹が急激に減る私に付き合い食べ物を探してくれるのは有難いけど。でもそのせい彼は余計太ってきた感が強い。

さてして、ベオグラード。私達が滞在していた間雨が多く肌寒い日が続いたけど、晴れ間を利用して3人でお城跡やセルビアの軍隊ミュージアムなどを見て周った。さすが欧州の火薬庫と呼ばれ続けた西バルカン諸国の雄だけあって、軍隊ミュージアムは戦争の歴史であふれんばかり。あまりに多いのでサラエボで学んだユーゴ崩壊後の内戦の展示物はスペースがほとんどない有様だった。

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ここベオグラードで印象に残っているのは街に未だ多く残っている砲撃の跡。ユーゴスラビア崩壊後、大セルビアの思想の元ボスニアやクロアチアなどを攻めたせいで、NATO軍の攻撃を受け、街の至るところに建っていた主要なビルは砲撃の被害にあったとの事。その残骸がまだ残っていて、そのひとつにNATO軍に間違って攻撃された在ベオグラードの中国大使館があった。その当時、中国政府はNATO軍が間違って砲撃したのではなくウチを狙い撃ちしたんだ!と怒り狂ったそうだけど。。大変ですね、中国も。


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