今日はまたあのローカルバスと長距離バスを乗り継いでマレーシアの首都クアラ・ルンプールまで行くことに。
でもその前にマラッカの郵便局へハガキを出しにホテルを出たら、その道筋にある地元の人に大人気のチキンライスの店がちょうど開店したばっかりでまだ空いるのを見かけ迷わず店に飛び込んだ。
昨日はお昼をそこで取ろうとしたら長い行列ができていたので諦め、夕方は3時前にはさっさと店を閉めていて食べれてなかったのでマラッカ最終日に食べれるなんてラッキー。
出てきたチキンライスは見かけはこれが人気なのか?と思う代物だったけど、食べて納得。ニンニクとトウガラシのタレがローストされたチキンにもの凄くマッチしてて美味しい。ライスボールもほくほくしてるし。
日本にもたまにある見かけはぼろいけど味は抜群のラーメン屋さんみたいだった。
郵便局の帰り道、ふと空を見上げたら昨日行った博物館の上に下弦の月が出ていた。
日本にいた時も通勤途中たまに見えたりした昼間の月が、何百キロも離れたマレーシアでも同じように見えると、なんだか不思議な気がする。
地球上からなら時期や季節が合えばどこからだって見えるんだろうけど、旅先でも同じ月が見えると世界は一つなんだなぁと実感する。
正午前にはホテルを出て、長距離バスが出ているターミナルへ向かうためローカルバスのバス停へ向かった。昨日からそのバス停がどこにあるのか確認するために何人もの人に聞いて回ったが、皆「あそこだ」と広場の前を指すけ。でもその場所にはローカルバス用の看板なんて出ていない。。本当にあってるのかなぁと心配しつつ向かったが、今日は私以外にもそこのバス停と思われる場所で待ってるバックパッカーの女の子がいて一安心。しかし彼女もそこで間違いないか半信半疑だったらしく二人で「ここにバスくるよね?」と話しあった。
彼女はドイツから来たバックパッカーで名前はステファニー。
オーストラリアのトゥリーやマレーシアのマラッカのような、どらかと言うと片田舎でドイツ人バックパッカーに会う確立が多いなぁ。ただの偶然かもしれないけど。
ステファニーもクアラ・ルンプールに向かうと言うので一緒にそこまで行くことに。
一人より二人の方がトイレ行く時荷物見ててもらえるし、たまには話し相手がいるのも楽しいもの。バスの道中、マラッカ海峡沿いを通り、私もステファニーも身を乗り出し写真を撮ったり、マレーシアの旅の情報交換をりしたりた。
安宿も想像してたより全然快適でいいわよ!と力説され、「そうかーんじゃ私もクアラ・ルンプールでトライしてみようかなぁ」と答えたら「それがいいわ!絶対楽しいから!」と歓迎された。まぁ 確かに泊ってみなくてはどんなところか解らないし、何事も経験は大切だしね。
彼女は真のバックパッカー旅行(100円でも安く旅を続けること)をしているようで泊る宿も全て安宿のドミトリーにしているらしく、さすがタフなドイツ人と感心。値段も私が泊ったホテルの10分の1ぐらいだったし。一宿300円ほどって凄い。。
そんなステファニーの目下の悩みはマラッカのチャイナタウンで買ったサンダルが足に合わないことらしく、私の履いてるサンダルを見て「それどこで買ったの?メーカーは何?」と聞いてくる。私のは東京で買ったドイツのBIRKENサンダルで履き心地は最高に良く、ずっと歩いても疲れないよ、と彼女に言うと「同じような物買ったのにすごく痛いのよ。何故かしら・・きっとコピー商品だったのね。。」と残念そう。マレーシアのチャイナタウンで買ったらそりゃ偽物だろう、絶対に(しかも値段が本物の4分の1)。ドイツのメーカーなんだからドイツで買ってくれば良かったのに、、ドイツ人なんだから。。 まぁ私にも似たような経験はあるから笑えないけど。
そんな感じで、マラッカからクアラ・ルンプールまでの2時間半の旅は寝たり起きたり話したりしてる内に到着。ステファニーとはクアラ・ルンプールのバスターミナルでお互いの旅の健闘を祈って別れた。
ありがとう ステファニー、お昼御飯のパンまで分けてくれて(お腹すいてたので助かった)。 無事カンボジアのアンコールワットまで行ってね。
その後、私はそこから歩いてすぐの安宿に入ってみる。一応部屋を見せてもらってから泊るかどうか決めればいいし、と思いカウンターに向かうとそこで働く陽気なタイ人のおじさんと寡黙なインド人のおじさん、そして10年ほど前からクアラ・ルンプールに住みついてると言う日本人のおじさん(やっぱいるんだ、日本からこっちに住み移る人)の奇妙な組み合わせのおじさん達に会う。
まぁ部屋は狭いがそれなりに清潔だし、共同で使うトイやバスも数は多いし掃除も行き届いてるのでここに泊ることに。でもドミトリーはさすがに嫌だったのでシングルの個室にしました。私はステファニーほどタフにはなれない。それに頑張って働いてきたのだからそれぐらいの贅沢したって罰は当たらないでしょう。なんたって個室でも一泊1,000円ほどなんだから。
しかし何といってもこんな安宿でも各部屋から無料でワイヤレスインターネットが使えるのは超便利。ひと昔前じゃ考えられない。
重いけど今回の旅にPC持ってきてよかったー。
この日は少し疲れたのもあって宿の周辺を軽く1時間散策し、晩御飯買って帰る。
宿の近くの店で買ったのだけどメニュー見てもマレー語じゃ解らないので他の人が食べてるものを指して同じものを買って帰った。
なんかの葉っぱにくるまれていて、開けるとご飯の上に薬味がのっていて中には豆や小魚、野菜が出て来た。味もなかなか美味しかったです。
明日は早めに起きてペトロナス・ツイン・タワーに行かなくちゃ。
では。