出発前夜は大阪に住む弟宅に世話になり、お好み焼きをごちそうになる。そして一番風呂もいただく。これから2か月は温かい日本のお風呂につかれないと思うといつもよりお湯のありがたさが身にしみた。日本のビールや焼酎も普段より味わって飲みました。

出発当日、10時半に関西空港に向かい、そこで出国も済ませ、正午過ぎに成田へ飛ぶ。出国手続き(パスポートを移民局で見せて国際線の搭乗口へ通ること)を関空で終えてるので成田空港では乗り換えロビー(トランジットセクション)からは外に出られず、成田の登場ロビーで1時半~6時までネットしたり本読んだり、空港内のコンセント借りて充電したりして過ごした。ここ1カ月で待つことや一人で時間をつぶすことにかけてはかなりの達人になったので、苦なく過ごせたかな。青春18きっぷでの修行の賜物です。

シンガポール行きのデルタ便は定刻通り午後6時15分に離陸し、マレー半島の先端目指し出発。平日のしかも現地到着時間が夜中過ぎとなる便のためか、搭乗客は少なく前も後ろも横もガラガラ。今までの数々のフライトの中でもこれは2番目に良かった(1番は関空からアメリカ行きのフライトが予約の行き違いで、ファーストクラスに乗れたこと。これはラッキーだった)。デルタ航空は久しぶりに乗ったけど、アミニティーも充実してて実に快適。映画や音楽も個々で好きな時に好きなジャンルを選んで楽しめるのは素晴らしい。でもシンガポールやマレーシアのガイドブック今までろくに読んでなかったので、マイケルの「This Is It!」を見ながら拾い読みする。


海こえ山こえ国こえて♪-チャンギ空港 搭乗ロビー内
それから7時間、やっとシンガポールに到着! が、空港に着いたのが午前1時前だったのでバスも電車も走ってないし、タクシーでホテルに向かうにしてもこの時間から泊って1日分の料金払うのも馬鹿らしいので、この日は朝まで空港内の簡素なホテルに泊まることに。ここのホテルの場所は普通の空港ホテルとは変わっていて、到着ロビーからイミグレーション(移民局)の間に設けられているで、入国手続きしなくても泊る事ができる。世界に名だたるハブ空港として世界各国から24時間乗り継ぎの客がくるので、乗り継ぎあいだの時間ゆっくり休める場所をと作ったのがこのホテル、トランジットホテルの始り。だから、今私はシンガポールの地に降り立ってはいるが、入国手続きを終えてないので、厳密に言うとシンガポールに到着(入国)している、とは言えない。。複雑だけど。


海こえ山こえ国こえて♪-トランジットホテルの部屋 まっ 今日は朝までゆっくりし休んでからいざシンガポールに出向けばいいし。それにこのホテルは簡素で広くはないけど、清潔だしシャワー&トイレもついてるし、ベットに横になって朝を待つのにはうってつけ。しかも料金も安い。他の空港周りにあるホテルはどこも高級で値段も高かったので、出発2日前にここの予約を取るために電話をわざわざ入れたほど。でも最初トランジットホテルに電話したら「予約いっぱいだから無理よ」と断られ、一時は空港ロビーのソファで寝て朝を待とうか・・と思っていたけど、電話する前にダメ元で入れてた予約メールには「予約取れたのでどうぞ!」って返事が来た。。きっと私が電話した後に誰かがキャンセルしたので取れたのしょう・・まぁ無事泊れることになって良かったです。このホテルにくる途中、到着ロビーで欧米人のバックパッカー達が何人もロビーのソファーで荷物を枕に寝てて、私も予約取れなかったら彼らの仲間入りしてたんだろう。

明日からはいよいよ旅の始り。みんな無事を祈っておいてください。